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男子ゴルフ 松山英樹 米ツアー2勝目
2月8日 9時07分

男子ゴルフ 松山英樹 米ツアー2勝目
男子ゴルフのアメリカツアーの大会は、7日、アリゾナ州で最終ラウンドが行われ、松山英樹選手はプレーオフを制して優勝し、アメリカツアー2勝目を挙げました。
首位と3打差の2位でスタートした松山選手は、出だしの1番ホールでバーディーを奪い、好スタートを切りましたが、その後はパープレーが続きました。後半に入って、13番と17番ホールでバーディーを取って通算13アンダーとして、同じ組で回っていたアメリカのリッキー・ファウラー選手に並びました。最終の18番は、松山選手、ファウラー選手ともにバーディーを奪い、通算14アンダーとして、優勝の行方はプレーオフに持ち込まれました。
プレーオフの4ホール目、ファウラー選手がティーショットを池に入れてボギーとしたのに対して、松山選手は手堅く刻んでパーとしてプレーオフを制し、おととし6月以来のアメリカツアー2勝目を挙げました。
松山選手は、「きのうと違っていい形でショットを打つことができたので、自信を持ってプレーができた。いいショットも悪いショットもありながら、それでもフェアウェーをキープできたし、パットが入らなくてもどかしい感じもありましたが、17番と18番でしっかりとバーディーが取れたのが大きかった」と振り返り、「しっかりまた準備をして、次の試合でも勝てるようにしたい」と意気込みを話しました。
松山選手は愛媛県出身の23歳です。身長1メートル81センチの恵まれた体格を生かした力強いショットと正確なパットが持ち味で、アマチュア時代の2011年に海外メジャー大会、マスターズ・トーナメントでローアマチュアに輝き、その年の11月に国内ツアーで初優勝しました。
松山選手は3年前の4月にプロに転向し、国内ツアーで4勝を挙げて新人として初めて賞金王に輝き、海外でもメジャー大会の全英オープンで6位に入るなど活躍しました。そして、プロ2年目のシーズンからアメリカツアーに本格的に参戦し、日本の男子選手では史上最年少で4人目のアメリカツアー優勝を果たしました。昨シーズンは、4月のメジャー大会、マスターズ・トーナメントで自己最高の5位に入るなど、安定した成績を残しています。

粘り勝ち 今後の活躍に期待

松山英樹選手がアメリカツアー2勝目を挙げたことについて、NHKゴルフ解説の佐渡充高さんは、世界ランキング4位のリッキー・ファウラー選手を破ったことは大きな自信につながるとして、松山選手の今後の活躍に期待を寄せました。
佐渡さんは今回の松山選手の勝因について、「ひとことでいうと粘り勝ち。ファウラー選手の攻撃的なゴルフに対して粘り強いゴルフを続けた結果、最後に相手のミスを誘った」と指摘しました。
そのうえで、世界ランキング4位のファウラー選手を破ったことは松山選手にとって大きな自信につながるとして、「4大メジャーのタイトルにかなり近づいたと思う。松山選手のショットは世界最高レベルだし、パットやドライブに関しては彼に勝る選手はいないと思います」と話し、松山選手の今後の活躍に大きな期待を寄せていました。

米ツアー 日本男子選手の優勝者は

アメリカツアーで日本の男子選手が優勝したのは、1983年の青木功選手が初めてです。
2人目は丸山茂樹選手で、2001年の初優勝から3年連続で勝利を挙げ、通算で日本選手最多の3勝を挙げています。
2008年には今田竜二選手が3人目の優勝を果たしました。
そして、おととし6月、松山英樹選手がアメリカツアーに本格参戦して最初のシーズンで、日本選手として最年少の22歳で、4人目の優勝を果たしました。

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