専門店が数多く出店しているように、最近話題となっている「牛カツ」。
衣がサクッとしていて、カットするとほんのりと赤くて柔らかいミディアムレアの仕上がりの牛カツは、おいしいんだけどお値段がちょっとお高いんですよね……
おいしい牛カツをもっとリーズナブルに食べられたら……!
そんな願いを叶えるべく、食の広報YUICHIが安いお肉を使って、お家で美味しくミディアムレアの牛カツを作るレシピをご紹介します。
ミディアムレアなさっくジューシー牛カツレシピ
《材料 1人分》
- 牛肉・・・・・・・・・200g
- 塩・・・・・・・・・・適量(小さじ1/4弱)
- こしょう・・・・・・・適量
- 溶き卵・・・・・・・・卵1個分
- 小麦粉・・・・・・・・適量
- パン粉・・・・・・・・適量
- サラダ油・・・・・・・お肉の半分が浸る量
主役の牛肉です。
牛肉は、ステーキ用のお肉を購入すればOKです。
こちらのお肉はステーキ用のサーロインですが、約200gで500円!
今日はこのお肉を使って牛カツを作ります。
牛肉はモモでも、サーロインでも大丈夫。
切るとか、叩くとか、特別な下ごしらえは一切不要です。
(あっさり食べたい方は脂肪分が少なめなモモ、柔らかくてジューシーな食感が欲しい方はサーロインを使うといいと思います)。
《作り方》
コツ1:お肉は常温に戻しておく
①牛肉は、揚げる30分前から常温に戻しておく
ここ、重要です!
お肉が冷たいままだと、揚げるときに中まで火が通りにくくなってしまいます。
この後ご説明しますが、絶妙なミディアムレアにするために必要不可欠な揚げ時間がわかりにくくなり、うまく料理ができなくなります。
コツ2:塩こしょうは、焼く直前に振る
②焼く直前に塩こしょうをふる
塩こしょうは焼く直前に振りかけ、手でよくすり込みます。
塩を最初に振ると、お肉から旨みが外に出てかたくなる原因となります。
塩は揚げる直前に振るようにしましょう。
③小麦粉、溶き卵、パン粉の順番でお肉を焼く準備をする
小麦粉をお肉全体にまぶし、余分な粉を振り落とします。
(撮影しやすいように、半分にカットしました)
溶き卵にくぐらせ、
パン粉をまんべんなくつけます。
小麦粉、溶き卵、パン粉の順番は数学の公式のように覚えてくださいね!
小麦粉を一番最初につけるのは、余分な水分を取り去り、溶き卵をつけやすくするためです。こうしないと、いざ油で揚げたときに衣がはがれてしまいます。
コツ3:揚げる油の温度は180℃
④180℃に熱した油で揚げる
いよいよ揚げていきます。
フライパンにサラダ油を入れ、180℃に熱します。油の量は牛カツが半分くらい浸かるくらいの量で十分。
180℃ってどうやって知るの?と思われた方のためにお伝えします!
写真のように、油に菜箸を入れて細かい泡が立ってきたら180℃くらいに油が熱くなったサインです。
コンロの種類によっては、油の温度を設定できるので使ってみてください。
コツ4:揚げる時間は片面50秒
⑤片面50秒ずつでミディアムレアに
180℃に熱した油にお肉を入れたら、片面50秒間揚げましょう。
この50秒は厳守してください!!
ひっくり返したら、また50秒揚げます。
⑥油を切り、カットしてできあがり!
お好みで、千切りキャベツを添えてもいいですね。
どうですか、このいい感じのミディアムレアの牛カツは!?
レアすぎず、ウェルダンすぎず、ミディアムレアの牛カツに仕上がりました。
このレシピさえ覚えれば、自宅でも簡単にミディアムレアの牛カツが食べられます。
個人的な感想ですが、食べるときはソースよりも醤油やゆずこしょうなど、和風の調味料と相性がいい気がします。
醤油をつけて食べてみました。
コツをまとめます!
①お肉は揚げる30分前から常温に戻す
②塩は揚げる直前に振る
③揚げる油の温度は180度
④片面50秒ずつ揚げてミディアムレア
ミディアムレアの牛カツを作るコツをご紹介しました。
家庭で作るのは難しいイメージを持たれがちな牛カツですが、天ぷらやトンカツと同じように、手軽に自宅で作ることができるんです。スーパーに行って今日は牛肉が安い!!!というときは、メニューにミディアムレアで柔らかな牛カツを作ってみませんか?
著者プロフィール
食の広報YUICHI
1984年7月1日 神奈川県生まれ。
料理研究家、ライター。学生時代はスペイン語を専攻、卒業後は貿易会社、翻訳会社に勤務し、料理とは無縁の生活を送る。前職の勤務を始めた2010年、慣れない大阪での一人暮らしと仕事の厳しさで落ち込んで帰宅したある日、夕飯にみそ汁を作って気持ちが前向きになったことで料理が気持ちを癒す力があることを体験。以来たくさんの料理を自炊するようになり、料理家としての活動を目指すきっかけとなる。広報スタッフとしての経験を活かして、レシピの発信や飲食店舗の取材を通じた記事を発信している。
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(編集:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/)