フリー画像サイトの写真を使ったブログ記事が著作権侵害で検索結果から削除された
フリー画像サイトからダウンロードした写真をアイキャッチに使ったブログ記事が著作権の侵害を理由に検索結果から削除されてしまいました。対応策を載せます。
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フリー素材サイトの写真を使った記事が著作権侵害に
photo ACという無料写真素材サイトの画像をアイキャッチに使った記事が著作権侵害を理由に検索結果から消えてしまいました。
削除したのはGoogleで、届いたメールの文面はこんな感じ。
DMCA に基づく Google 検索からの削除のお知らせ
http://digital-cat.com/ のウェブマスター様
Google ではこのたび、デジタル ミレニアム著作権法(DMCA)の規定に従い、貴サイトにあるコンテンツの一部が他者の著作権を侵害しているとする申し立て通知を受領いたしました。現在、違法とされたコンテンツを Google 検索結果から削除する作業を行っております。
Google で受け取った通知の内容は、個人を特定する情報を削除した上で、法的申し立て通知を集めた第三者サイト Chilling Effects の 次の URL に掲載される可能性があります。 申し立て結果URL
なお、この通知の内容が上記のページに掲載されるまでには数週間かかる場合があります。
ブログをやっていると記事や画像をパクられた事でDMCAに申し立てをする話はよく聞くのですが、申し立てを受けたのは初めてです。
申し立て者は写真家さんで、曰く「該当の画像は様々なサイトに掲載されているが許可を出しているのは○○という記事だけだ」との事。たくさんのサイトに掲載されている理由は当然フリー画像サイトに登録されているからです。
※DMCAの申し立てページには申し立て者の実名が載っているためURLは載せません。また該当記事を検索する事で検索結果にリンクが出てしまうので記事タイトルも公開しません。
GoogleにDMCA異議申し立て通知を送信
上記メールを受け取って確認してみると確かに検索結果から消されています。ブログを書いて暮らしている私は困ってしまうので以下のURLからGoogleにDMCAに基づいた異議申し立てを送信。
参考:デジタル ミレニアム著作権法(DMCA)異議申し立てフォーム
該当コンテンツに掲載されている画像はフリー画像サイト「photo AC」からダウンロードしたものです(http://www.photo-ac.com/main/detail/139978?title=%E3%83%86%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%80%90%E7%A8%B2%E5%A6%BB1%E3%80%91)。
利用規約には「写真をダウンロードした利用者は、商業目的その他目的を問わず、写真を自由に改変、編集および使用することができます」とあります(http://www.photo-ac.com/main/terms )。また「写真をアップロードしたことにより、会員は、写真の一切の著作権(著作権法27条及び28条の権利を含む)を弊社に譲渡し、以後、写真に関する著作権は弊社に帰属します」との記載もあります。
以上の事から本件はフェアユースであると主張し、もし著作権の侵害等があった場合は異議申し立て者とphoto AC運営会社であるACワークス株式会社との間で協議するのが妥当と存じます。
このメールを送ったところ、Googleからは英文で「日本語わからないから返事ができない、英語で詳細を送ってくれ」と返信が来ました。
その後英語で詳細を送ったところ「Googleのポリシーに基づき、記事の削除や復活といったアクションは取らない」と返信が来て今に至ります。いや削除されてるんですが。
photo ACからはメールが返ってこず
世界最大の企業で自社で翻訳エンジンを作っているGoogleですら言語の壁は大きいようです。埒があかないので画像を配布していたphoto acにもメールを送りました。
初めまして。ブログにて写真ACを利用させていただいている者です。
本日、私のブログが著作権の侵害申し立てを受けました。
申し立て結果URL
画像は御社サービスの以下の素材をサイズ改変したものです。
http://www.photo-ac.com/main/detail/139978?title=%E3%83%86%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%80%90%E7%A8%B2%E5%A6%BB1%E3%80%91
以下2点の質問にお答えください。
1.利用規約には「写真をダウンロードした利用者は、商業目的その他目的を問わず、写真を自由に改変、編集および使用することができます。」と書いてありますが、私の使用方法は規約違反となるのでしょうか。
2.使用した写真はユーザ名「きなこもち」様がアップしたものですが、著作権侵害の申し立ての文面を読むとあるWebサイトにしか許可は出していないとの事です。きなこもち様は多数の画像をアップしているようなのでおそらく別人かと思われます。きなこもち様に写真は本当にご自身でアップロードしたものなのか確認をお願い致します。
送信後「3日から7日で返事しますが混み具合によっては遅れるかも」という自動応答メールが来ましたが10日経っても一向に反応がありません。
現在は「きなこもち」なるユーザのアカウントとアップした写真にアクセスするとトップページへリダイレクトがかかるようになっているので調査中と思われます。
常識的に考えてプライオリティの高い案件なのでphoto ACさんには進捗や対応状況を一報入れて欲しかったですね。
フリー画像を使っての著作権侵害、対応策は?
対応策としてはユーザアップロード方式のフリー画像サイトは使わない、フリー画像サイト自体を使わないの二択となります。
フリー画像サイトにはユーザから著作権を放棄させて画像を集めるタイプと自社で画像を用意するタイプがあるので、後者であればこうしたトラブルは起きにくいと思われます。
フリーと言いつつフリーじゃない面倒な規約が多いので元々画像はほとんど自前ですが、やっぱりフリー素材サイトなんて使うもんじゃないですね。
ACワークス株式会社さん早くお返事下さい
photo ACの利用規約によると著作権は放棄させても第三者(私あるいは著作権侵害申し立てをした写真家さん)との争いはアップロード者の責任との事。これが今回の問題をややこしくさせてそう。
写真をアップロードしたことにより、会員は、写真の一切の著作権(著作権法27条及び28条の権利を含む)を弊社に譲渡し、以後、写真に関する著作権は弊社に帰属します。
写真をアプロードした会員は、アップロードした写真について,第三者との紛争が生じたときは、自らの責任と負担において紛争を解決するものとし、弊社に何ら迷惑をかけないものとします。また、万一、弊社に損害が生じた場合、会員は弊社に対して、ただちに弊社が被った一切の損害を賠償しなければなりません。
とはいえ現状では該当ユーザに連絡を取るどころかアカウントのページにアクセスすらできない状態なので、ACワークス株式会社は私・写真家さん・きなこもち氏・Googleの間に入ってほしいところ。
というかこちらとしてはどうしようもないです。Googleはのれんに腕押し、写真家さんとは連絡が取れず、photo ACは無反応、きなこもち氏のページはアクセスできず。記事は削除されたまま。
口約束で他者に写真を譲渡して忘れている可能性は相当に低いので、著作権侵害の申し立てをした写真家さんに権利がない事はまず考えられません。
そうなると写真をアップロードしたユーザがどこからか写真をパクってきた線が濃厚であり、結果的にそれを放置していたphoto ACには一定の瑕疵があるのではないでしょうか。
僕は悪くない。だって僕は悪くないんだから。
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