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 米俳優のアンジェリーナ・ジョリーさんが監督した映画「不屈の男 アンブロークン」が6日、東京都内の映画館で公開された。日本兵による捕虜虐待場面などが「反日」だと攻撃されたが、「日本の観客に見せたい」という映画人が動いて封切りとなった。

 6日朝、東京・渋谷の映画館シアター・イメージフォーラム。100余りの座席は7割ほど埋まった。映画館によると、上映に反対するメールが1、2通届いたが、トラブルなどはなかった。

 内容は、元五輪陸上選手の米兵の実話に基づく。太平洋戦争中に旧日本軍の捕虜になり、収容所で激しい虐待を受ける場面が繰り返される。

 映画を見た女性会社員(32)は「アメリカが作れば日本が悪く見えるのは当たり前。特に『反日』とは感じなかった」。60代男性は「特定の日本兵だけが暴行する描き方には違和感がある」と話した。