野球賭博容疑で暴力団員ら逮捕 賭け金１億円か

2月8日 12時33分

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プロ野球を対象に客に金を賭けさせていたなどとして暴力団員ら２人が逮捕され、警視庁は、賭け金の全体が１シーズンで１億円ほどに上るとみて調べています。

逮捕されたのは鹿児島市の暴力団員、前田潤一容疑者（３２）ら２人で、警視庁によりますと、去年５月上旬までの５日間、プロ野球の試合の勝ち負けを予想する野球賭博を開き、客に金を賭けさせて利益を得ていた疑いが持たれています。
警視庁によりますと、調べに対し２人は容疑を認めているということです。
これまでの調べで、前田容疑者は、無料通話アプリ「ＬＩＮＥ」を使って１口１万円で賭けの申し込みを受けていたということです。警視庁が野球賭博に使われているとみられる口座を調べたところ、賭博は６年前から行われ、賭け金は１シーズンで１億円ほどに上っているということです。
また、金を賭けていたとして鹿児島県伊仙町の職員ら客５人が常習賭博の疑いで逮捕され、警視庁によりますと、このうち伊仙町職員は「やっていません」と否認しているということです。
警視庁は、野球賭博が暴力団の資金源になっていたとみて調べています。