最近話題になったデザインに関する6つのエントリー(2016年1月編)

公開日:2016/02/05
更新日:
デザイン
    
            
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2月になりましたので、1月中に話題になった「デザイン」に関するエントリーをご紹介します。

今月はアプリを実際に開発しているデザイナーのエントリーや、デザイン思考の話題が目立ちました。

「デザイン思考」「プロダクトマネージャー」など、キーワードはなんとなく知っているけれど、その言葉の実態を理解していない人にとって役立つ話ばかりです。

『デザイン思考』とは何か。

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2015年は様々な場所で「デザイン思考」という言葉を耳にしました。この1年の間に「デザイン思考」に関する本は100冊近くも出版されているほどの人気です。

このエントリーでは、タイトルにもあるように「デザイン思考の本質」が何なのかを5つの例を用いて具体的に説明しています。

1. 公共のトイレの掃除
2. フジテレビの視聴率低迷の原因
3. 宇宙兄弟に学ぶデザイン思考①「コロッケ・イノベーション」
4. 宇宙兄弟に学ぶデザイン思考②「ロケットの打ち上げの費用を下げるには」
5. 「文鳥文庫」自社プロダクトの紹介

3番目のコロッケのイノベーションの話でいうと「コロッケの売り上げをあげる」という課題に対する解決策で「味、素材」という当たり前の解決策ではなく、それまで選択肢としてもあがらなかった「形」にこだわるという解決策をとりあげています。

丸という形が当たり前とされていたコロッケを、ハート型にすることで売り上げを解決した例です(例は漫画ですが)。イノベーションはテクノロジーだけではないということがわかりますね。

『デザイン思考』とは何か。

深津貴之とIBMデザインチームに聞く「デザイン思考」

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こちらのエントリーでも「デザイン思考」が取り上げらています。

「デザイン思考」を中心にビジネス展開する、THE GUILD/ART AND MOBILEの深津貴之氏、IBMインタラクティブエクスペリエンスの工藤晶氏・千田光昭氏との対談エントリー。

モノ余りの時代において、性能だけでは差別化が難しい時代だからこそ、必要とされるデザイン思考とは何かということが語られます。

「デザインは見た目の造形を指すのではなく、問題を解決するためのものである」

「デザイン思考」というキーワードがまだ普及していない当時、学校上記の考え方を学んだという深津氏。差別化ができない時代だからこそ、サービスやプロダクトの価値を高める手段としての”デザイン思考”とは何かがわかります。

深津貴之とIBMデザインチームに聞く「デザイン思考」

アプリを生み出す現場で UI/UXデザイナーが意識するべきこと

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部屋の写真を投稿するインテリア専門SNSである「RoomClip」で働くデザイナーのスライドが話題となりました。

「日常の創造性を応援する」というコンセプトのもと運営されるRoomClip、ユーザー数130万人をかかえるサービスの現場はどのように開発がすすめられているのかが、デザイナー視点から描かれています。

「デザイン設計について」「組織の中でのデザイナーの立ち位置」「エンジニアとのコミュニケーションを円滑にするために実践したこと」という3つのテーマで話が進められます。

開発する人同士が、同じ目線での画面を作れるように、デザインパターンとパーツに名前をつけて共通言語化することが大切だと具体策が挙げられています。

SORACOM アイコンセット

soracom

IoT プラットフォームのSORACOMによって、IoT向けのアイコン素材が公開され話題となりました。

このアイコンセットは、PowerPoint形式、SVG形式、PNG形式で提供され、オンライン作図ツールのCacooでもステンシルとして提供されています。

アイコンは、SIMやドローンから基地局、ビッグデータ、SDK、交換局、サーバ、データベースまで約100種類ほど用意されています。こういった市場を大きくしようとする動きはいいですね。

SORACOM アイコンセット

誰も教えてくれないプロダクトマネージャーの本当の役割

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最近、耳にすることが多くなった「プロダクトマネージャー」という仕事。

実際にそれがどんなことをする仕事なのかを、IDEOのビジネスデザイナーであるRohini Vibha氏の実体験から説明されています。

デザイナーでもなくエンジニアでもないプロダクトマネージャーという職種は、プロダクトを管理する仕事ではなく、それが解決する課題を管理すること

プロダクトマネージャーとは、何をするのが大事なことなのか非常にわかりやすく説明されているエントリーです。

誰も教えてくれないプロダクトマネージャーの本当の役割

伝わるアイコンの考え方

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Fablic の UIデザイナーのわりえもん氏によるエントリーです。

最近リリースされるアプリやサービスでよくみられるアイコン(ピクトグラム)。

そのアイコンが「ただの飾りになっていないか」という警鐘を鳴らす内容になっています。アイコン1つをとっても、その役割がユーザーを正しく導くことにつながっているか?を考える必要性を発信しています。

1. それは伝わるか -モチーフについて-
2. それは適切か -文脈の理解-
3. 慣れを意識しているか -練度の考慮-

の3つの視点からアイコンの重要性を指摘し、たとえばFacebookのいいねボタンが、数カ国では非難の意味を表すなどの具体例も添えて説明されています。

3つ目に登場するフリマアプリなどで「出品」を表すアイコンを、競合と共通にするという「慣れ」を利用した戦術なども紹介されていてわかりやすいです。

伝わるアイコンの考え方

1月のデザイントレンドまとめ

いかがでしたでしょうか?

デザイン思考やアイコンの重要性などユニークなエントリーばかりでした。普段からデザイン業務についている人、実際に「デザイン思考」などの言葉だけを知っていた人にとっても役立つ記事ばかりだと思います。

今後もcreiveでは、引き続きデザインに関するトレンドを配信していきますのでよろしくお願いいたいます。

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creive編集部

creive(クリーブ)編集部です。世の中に存在する"クリエイティブ"なものごとを、"アーカイブ"していきます。▷ @creivehttp://creive.me