2月14日はバレンタインデー!
世の中が賑わっている中、新たな出会いを求めている人も多いのではないでしょうか?
新たな恋人探しや婚活など、近年はSNSやマッチングサービスを利用して、インターネット上で出会いを探すことも珍しくなくなってきました。
特に手軽に使える「オンラインデーティングアプリ」、いわば「出会い系アプリ」はここ数年で大きく広がっています。例えば、エウレカの運営する「pairs」は2015年の10月時点でグローバル累計会員数が300万人を突破し、マッチング成立が1510万組にものぼっています。また、ネットマーケティング社の運営する「Omiai」も累計会員数が100万人を突破しています。
このような利用者数の伸びもあり、デーティングアプリを利用をしている人も少なくないでしょう。
とは言え、使ったことがない人にとっては、まだまだこのようなサービスを使うのに抵抗感を持っている人もおり、「会員登録者数が多くても、“実際に”ユーザーはほんとうにちゃんと使っているの?」という疑問もあるでしょう。
ということで、今回は国内の主要5つの「オンラインデーティングアプリ」を競合Web解析ツール「SimialrWeb(シミラーウェブ)」の利用者データをもとに徹底分析してみました!
【目次】
調査するのはこの5つのデーティングアプリ
調査するのはこの5つのデーティングアプリ!
- 『Pairs(ペアーズ)』:実名制facebookを利用した国内最大級のマッチングアプリ
- 『Omiai』:同じくfacebookを利用したデーティングアプリ
- 『タップル誕生』:サイバーエージェントの子会社が運営する「趣味」でつながる恋活アプリ
- 『YYC』:株式会社mixiの子会社が運営元。マッチングサイトとして15年も長く続いている
- 『ゼクシィ恋結び』:「ゼクシィ」でおなじみリクルートグループが運営するアプリ
この5つのデーティングアプリのおける「Google Store内の評価」「アクティブユーザー率」「平均滞在時間」などを基にユーザーが“実際に使っている”アプリを探っていきます。
それではいってみましょう!
(注:本記事で扱っているデータはあくまでSimilarWeb独自に収集・処理したデータのため、実際の値とは多少ズレが生じている可能性がございます。あらかじめご了承ください。)
Store内評価の高い「タップル誕生」、アクティブユーザーの多い「Pairs」
Google Store内の評価は1位が「タップル誕生」!
まずは現在(2016年2月5日)のGoogle Store内のユーザー評価の平均を見てみましょう。累計会員数の多い「Pairs」が星3.7という高評価を得ていますが、「タップル誕生」が星4.3という調査したアプリの中で特に高い評価を得ています。
「タップル誕生」はグルメや映画、スポーツ観戦など好きなことから恋の相手を見つけることができるサービスで、リリース1年で300万カップルを達成しており、後発のデーティングアプリであるものの、ユーザーから高い満足度があるようです。
ただ、Google Storeの評価というものは、ユーザーが能動的に評価をしないといけないので、アプリユーザー全体の満足度を評価するには少し信頼度が足りないかもしれません。そこで、次は実際の使用データを見ていきます。
「Pairs」がダントツで高いアクティブユーザー率
次はアプリのアクティブユーザー率を見ていきます。1位が「Pairs」の49.07%、2位が「タップル誕生」の33.01%、3位が「ゼクシィ恋結び」の25.84%です。
やはり業界トップを進んでいる「Pairs」がダントツのアクティブユーザー率を誇っています。マッチングサービスは基本的に「会員数が多ければ多いほど、マッチングの選択肢が増える」というユーザーメリットがあるので、デーティングアプリ会員数No.1は大きい影響力といえます。
※直近=2016年1/7~2/3
実際に使用時間も「Pairs」が頭一つ飛びぬけている
「アプリを一回開いて、ユーザーがその一回の訪問でどれだけの時間そのアプリを使用しているか」を示す指標として「1訪問あたりの平均滞在時間」があります。
ここでも「Pairs」が2分55秒で1位。2位は「ゼクシィ恋結び」で2分6秒、3位が「YYC」で1分50秒となりました。
「Pairs」は実際にユーザーが長く使用したいと思えるサービスなのがこの数字から読み取れますね。また、デーティングアプリの中でも後発の「ゼクシィ恋結び」は会員数はまだまだ少ないもののユーザーが平均2分以上使用しており、その使いやすさがうかがえます。
ほぼ1ヶ月使用してもあまり下がらない「Pairs」のリテンション率
「実際にインストールしたけど、もう使ってない…」なんてことは、アプリを利用しているとあるあるですが、デーティングアプリも同じこと。
そんなとき、「実際、どのくらい人がどれだけ継続して使っているのか?」を知りたい場合に用いられる指標がリテンション率です。
グラフを見ると、アプリをダウンロードして次の日にはもうアプリを使用していないという人がどのサービスでも30%以上いることがわかります。
そこから徐々に、日が経つごとにリテンション率が低くなっていますね。ただ、特筆すべきは「Pairs」だけ約1ヶ月経った27日後であっても4人に1人(25%)が使い続けていることです。
これを見ると「Pairs」が業界一番手であることがよくわります。
デーティングアプリは何時に、何曜日に使用されてるの?
ここまで、5つのデーティングアプリを比較してみましたが、最後にそれぞれのアプリの時間帯別、曜日別のアクティブ率を見て、全体的に「いつデーティングアプリが使われているのか?」を探ってみましょう。
アプリ利用の多いのはPM9時〜12時の時間帯
アプリ利用の多いのはやはり夜の時間帯。全体的な傾向として特にPM9時~12時の時間帯が多いようです。
実際にすでにデーティングアプリを利用している人は、この時間帯を狙うと返信率が高くなるかもしれません!
日曜のアクティブ率が最も高い。金曜は意外に低い。
次は曜日別のアクティブ率です。
全体を見ると「日曜日」が最も高いアクティブ率を誇っているサービスがほとんどです。
逆に最もアクティブ率が低いのは、意外にも「金曜日」。「デーティングアプリを休日に利用して、来週金曜日に会おうか?」というユーザーが多いのかもしれません。
さいごに:新しい恋をデーティングサービスで
いかがだったでしょうか。
「デーティングサービス」を、料金や会員数ではなく、実際のユーザーデータという切り口から調査してみましたが、意外な発見があったかもしれません。
データを見ると、やはりマッチング成立1500万組の「Pairs(ペアーズ)」の強さを知ることができましたね。
もう少しでバレンタインデー。まだ恋人がいないあなた、もし使ったことがないなら「デーティングアプリ」を使って恋人探しをしてみては?
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SimilarWeb 編集部
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