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 厚生労働省が8日発表した2015年の毎月勤労統計(速報)で、パートも含む労働者1人平均の月間の現金給与総額は、前年より0・1%増えて31万3856円と2年連続で増えた。一方、物価の伸びを加味した実質賃金指数は前年を0・9%下回り、4年連続でマイナスだった。

 パート労働者の比率が増加したことなどが影響した。同日発表の昨年12月の速報でも実質賃金指数は同0・1%減だった。