「カチカチ山」の話は小さい頃に聞いたとこのある方も多いと思います。
悪さをするタヌキをウサギが成敗する話ですが、大人になってあらためて見ると実はスゴく残酷な話だったということがわかりました。
おおまかな内容を説明すると
〈前半〉
狸汁にしようとしたタヌキに婆さんが殺され、おまけに婆さんに化けたタヌキが婆汁を作って爺さんに食わせるという話。
〈後半〉
それを聞いたウサギがタヌキを徹底的に痛めつけて殺す話。そのタヌキ殺しの手順は、まず体に放火し、背中の火傷に唐辛子味噌を塗りたくり、最後は泥の船に乗せて沈めるというなんとも残酷な話です。
カチカチ山に限らず、昔話には仇討ちの類の話がいくつかあります。ポップな画で惑わされがちですが内容を吟味するとヒドイものもあります。
昔話や童話には面白い話も多いですし、今後も子供逹に読み伝えられていって欲しいと思っています。カチカチ山に関して私も今回までこう感じたこともなかったですし、やはり肝心なのは伝え方ってことだということが分かりました。
- 作者: 三浦佑之
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2015/11/27
- メディア: 単行本
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この本にいろいろな昔話を掘り下げた内容が載っています。
興味を持ったら読んでみて下さい。