早く行動
ボクはたいてい、待ち合わせの30分前から15分前に現場に到着するようにしています。
仕事でもプライベートでも。
プライベートはともかく、仕事で遅刻をする人が少なからずいるんですが、もったいないですねえ。
断言しますが、遅刻することで一番損するのは他でもない本人です。
ボクは別に、何時から何時まで時間労働をすることが偉いとは思いません。
それよりも成果ですよね。
でも、それとは別の問題。
例えば、毎朝9時に出社と決められているのであれば、それは約束なので、守らなければなりません。
約束ですから。
遅刻というのは約束を破ることです。
もちろんやむをえない事情で遅刻をすることもあるでしょう。
その場合は、その理由を事前に連絡すればいいのです。
しかし遅刻の常習者は、自分に非があります。
そう、寝坊ですね。
朝、ギリギリまで寝て、起きて慌てて準備して、ギリギリに家を出て、電車に乗って、ギリギリ会社に着く。
全く余裕の無い生活です。
時間の余裕のことを「バッファ」と呼びます。
バッファの無い生活をしていると、何かトラブルが起こればアウトですよね。
ギリギリに出社するような人は、例えば財布を家に忘れて取りに戻ったら、それだけで遅刻です。
だからボクは30分のバッファを設けるのです。
バッファ
自動車の運転を思い浮かべてください。
前のクルマとの車間距離が無い状態、つまり、バッファの無い状態で運転していると、もし前のクルマが急ブレーキを掛けたら、高確率で衝突してしまいます。
車間距離を取っておけば、不測の事態にも余裕を持って対応できて事故を防げるのです。
バッファの少なさは本人に何の得も無いんです。損です。
会社にギリギリ着くような生活で、しょっちゅう遅刻しているのなら、最初から30分早く起きれば良いだけです。
きちんと時間を守れば、それは評価にもつながります。
遅刻をする、つまり当たり前のことすらできない人は、まず間違いなく評価が下がりますよ。出世しません。下手すればクビです。
お客さんとのアポイントの30分前に現場に着くこと。
そして、前もって訪問先を下調べしたり、現地で資料を読み直したりすれば、心の余裕も生まれますし、より準備がしっかりします。
もしかしたら、そういう姿をお客さんに見られていて、評価が上がるかもしれません。
早く来て評価されることはあっても遅刻して評価が上がることはありません。
役員クラスに出世する人たちを見てください。
時間は守りますよ。
経営者も時間は守ります。
なぜなら、時間はコストであり、貴重な経営資源であることを良く知っているからです。
会議に5分遅れたとします。もしその会議に20人が出席するとしたら。
5分 × 20人 = 100分
の損害を与えているわけです。
たかが5分と思う人は決して出世しませんよ。
もう一度言います。
遅刻とは約束を破ることです。
約束を破ることが常習になっている人は評価されません。
自分自身のクビを絞めます。
能力の問題ではなく意識の問題です。
物事がうまくいかないと愚痴ばかり言っている人。
自分に問題がないかどうか、そこから見直してください。たいていの人は本人に問題があるんですから。
自己批判できる人は成長します。