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19歳少年「会社休んで祖父に怒られた」

夫婦が遺体で発見された現場=赤穂市で2016年2月5日午後4時4分、川畑展之撮影

供述通りの場所から、血の付いたハンマーと包丁発見

 兵庫県赤穂市の民家で住人の60代夫婦が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された孫で養子の会社員少年(19)の供述通りの場所から、血の付いたハンマーと包丁が見つかったことが7日、捜査関係者への取材で分かった。県警赤穂署捜査本部は凶器とみて、血痕のDNA型鑑定を実施する。

     捜査関係者によると、ハンマーと包丁は6日午後、少年が勤務する土木建設会社がある同県佐用町内の山道脇で、一つの袋に入れて捨てられているのが見つかった。少年は「事件後に捨てた」と供述していた。

     また、殺害された男性(69)の死因は胸の動脈破裂による失血死だったことが司法解剖で判明した。死亡は3日ごろで、胸と頭を1回ずつ鈍器で殴られたとみられる。

     捜査関係者によると、少年は「事件の数日前、会社を休んで祖父に怒られた」と供述したという。少年は1月10日から約20日間、インフルエンザなどで欠勤していた。捜査本部は、少年が金銭面や家族関係で不満を募らせていたとみている。

     捜査本部は7日、少年を殺人容疑で神戸地検姫路支部に送検した。【矢澤秀範、川畑展之】

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