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北朝鮮 弾道ミサイル開発の経緯
2月7日 4時36分

北朝鮮 弾道ミサイル開発の経緯
北朝鮮は、旧ソビエトの技術を下に1970年代半ばから弾道ミサイルの開発を進めてきたと見られています。
日本をはじめとする関係国にとって、北朝鮮のミサイルが大きな脅威であることが浮き彫りとなったのは、1998年の長距離弾道ミサイル「テポドン1号」の発射でした。「テポドン1号」の射程は1500キロ以上とされ、実際、このときは弾頭部分が日本の上空を越えて三陸沖の太平洋に落下しました。
2006年、北朝鮮は、日本海に向けて7発のミサイルを立て続けに発射した際、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を発射しましたが、失敗に終わりました。
北朝鮮は2009年に、「テポドン2号」の改良型とみられる、3段式の長距離弾道ミサイルを発射し、1段目は秋田県沖の日本海に、残りの部分は東北地方の上空を通り越して東に2000キロ離れた太平洋上に落下しました。
2012年には、再び「テポドン2号」の改良型とみられる長距離弾道ミサイルの発射を2回にわたって強行し、アメリカ軍は、何らかの物体が地球を回る軌道に達したことを明らかにしています。
「テポドン2号」の射程は、アメリカのアラスカにまで到達する6000キロと言われていましたが、その改良型の射程は、最大で1万キロ以上に達するとされ、アメリカの西海岸までも射程に収める可能性があると指摘されています。
このように北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射を繰り返してきた背景には、核ミサイル技術を向上させるという軍事的な目的に加えて、外貨獲得の貴重な手段であるミサイル輸出の拡大を図るねらいもあると見られています。

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