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自衛隊 4年前の発射との違い 詳しく調査へ
2月7日 17時27分

北朝鮮が7日発射した事実上の弾道ミサイルは、4年前の発射と異なり、一部が予告海域を外れて落下したり、部品が落下するまでの時間が4年前より短くなったりしていることから、自衛隊は、飛行コースや速度など、今回の発射の状況を詳しく調べることにしています。
北朝鮮から発射された事実上の弾道ミサイルについて、自衛隊は、東シナ海などに展開しているイージス艦の高性能レーダーで追跡した情報などをもとに分析を進めています。
それによりますと、北朝鮮が発射し、その後5つに分かれたとみられるミサイルのうち、1つは発射地点から南におよそ2500キロ離れたフィリピンの東の太平洋に落下しました。4年前の発射でもほぼ同じ海域が予告され、2段目が予告海域の中に落下しましたが、今回は予告海域を外れ、さらに南の海域に落下したと推定されています。また、4年前は1段目が発射のおよそ9分後、2段目が20分後に落下していますが、今回は1段目の可能性がある部分が6分後、2段目の可能性がある部分が14分後と、落下するまでの時間が3分の2に短縮されています。このため自衛隊は、7日のミサイルの飛行コースや速度を4年前と比較するなどして、今回の発射の状況を詳しく調べることにしています。

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