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北朝鮮ミサイル 専門家「パワーアップの可能性」2月7日 17時45分
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今回の北朝鮮の発射について、宇宙工学に詳しい大同大学学長の澤岡昭さんは「1段目や2段目とみられるものの落下が前回より早かったことから、エンジンがパワーアップしている可能性がある」と指摘しています。
澤岡さんは、今回の発射について、午前9時37分ごろに落下したものが1段目、午前9時39分ごろに落下したものが2枚のカバー、午前9時45分ごろに落下したものが2段目とみられるとしています。そのうえで、「1段目とみられるものは発射のおよそ6分後に落下し、前回、4年前よりおよそ3分短くなっているほか、2段目とみられるものは発射のおよそ14分後に落下し、前回、4年前よりおよそ6分短くなっている。1段目や2段目とみられるものの落下が前回より早かったことから、より短い時間で大量の燃料を燃焼できるようになるなど、エンジンがパワーアップしている可能性がある」と指摘しています。
2段目とみられるものが予告された区域を外れて落下したことについては、「2段目はほとんど空気抵抗がないところを飛ぶので、計算した値よりも行き過ぎてしまったのではないか。機体のパワーアップにコントロールの技術が十分についていけていないのではないか」という見方を示しています。そして、今回の発射からうかがえる北朝鮮の発射能力については、「2段目が予告区域を外れたことは、北朝鮮側からすればそれほど深刻なものではなく、全体としては、北朝鮮が、前回以上に高い発射能力を身につけてきていると言える。この5~6年の技術的な歩みは非常に大きなものがあり、侮れない状態にあると思う」と指摘しています。
2段目とみられるものが予告された区域を外れて落下したことについては、「2段目はほとんど空気抵抗がないところを飛ぶので、計算した値よりも行き過ぎてしまったのではないか。機体のパワーアップにコントロールの技術が十分についていけていないのではないか」という見方を示しています。そして、今回の発射からうかがえる北朝鮮の発射能力については、「2段目が予告区域を外れたことは、北朝鮮側からすればそれほど深刻なものではなく、全体としては、北朝鮮が、前回以上に高い発射能力を身につけてきていると言える。この5~6年の技術的な歩みは非常に大きなものがあり、侮れない状態にあると思う」と指摘しています。
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