私がはじめてＡｉｒｂｎｂ（エアービーアンドビー）を知ったのは、２０１４年４月のことでした。

当時の私は、英語力ゼロ、資金力ゼロ、不動産ゼロのシングルマザー。

日々の生活に追われる毎日でした。

8カ月の子どもを抱え離婚し、9年間は派遣社員でなんとか子どもを育てる生活。

その後人のお世話をするのが大好きだったこともあり、一大決心をして結婚相談所を開業しました。

しかし、なかなかうまくいかずに細々と娘と2人で暮らしていました。

そんな時大きな転機が訪れました。それがAirbnbとの出会いだったのです

自宅は2DKの狭いマンションです。

一部屋は、私の寝室、もう一部屋は娘の部屋として使用していました。

私の寝室をゲストハウスにすれば、不動産投資のような大きな資金を使わなくてもゲストハウス経営ができると思いスタートしました。

そこから、外国人ゲストを迎える日々が始まりました。

最初は、お金を稼ぐという感覚ではなく、娘と「外国の人に自宅に泊まってもらえば楽しそうだね!」と話しながら、ホームステイの留学生を受け入れるような気持ちで楽しんでいたことを覚えています。

ゲストハウスをスタートしてみると、初めに考えていた以上に嬉しいことが次々と起こりました。

自分の好きなインテリアで部屋を作り、いろいろな国の人を迎え入れ、外国の習慣や人柄に触れ、自宅に居ながら、毎日海外旅行をしているような感覚で楽しくて仕方がありませんでした。

宿泊してくれた外国人は「またMAOの家に必ず戻ってくるね」とか「MAOの家に宿泊できてうれしかった。ありがとう」など、大変喜んでくれて、本当に今は、ゲストハウスを初めて良かったと思う毎日です。

本業の結婚相談所の仕事もあるため、ゲストハウス経営に時間を取られるのではないかと心配もありましたが、ゲストハウスにかかる時間は、1日わずか1~2時間程度とストレスなく両立できたのはとてもよかったです。

ゲストハウスは、ゲストをおもてなしする楽しさを味わいながら、短時間でできるビジネスです。

素晴らしい副業になりました。

これは本当に面白い！！と実感し、そこから私の「Airbnb研究」が始まりました。

さまざまな可能性を試すため、新しいゲストハウスを次から次にオープン!

気が付いたらいまでは東京に9件。京都に3件、計12件を持つまでになったのです

このゲストハウス（Airbnb）を研究し、悪戦苦闘した、私の経営のノウハウを皆さんにお伝えすることが私の使命だと思っています。

シングルマザーだって、英語ができなくたって、資金力がなくったって、大丈夫！！

日本を選んで観光に来てくれたゲストを「おもてなししたい!」という気持ちと、ゲストハウス経営のちょっとしたコツさえあれば誰だってできる。これがMAO流Airbnb 。

できるだけ多くの皆さんがAirbnbの素晴らしさを知り、ゲストハウス経営の最初の一歩を踏み出すきっかけになれば、これほどうれしいことはありません

　　　　　　　　　　　　　　　　　　鶴岡真緒