おかげさまでこのブログの総記事数が100を突破いたしました。ありがとうございます。せっかくキリの良い数字なので、前々から祝い事をしようと考えておりました。自分へのご褒美、もしくは面白い企画を、と。
頭を悩ませていたある日、ふと私の元に運命の風が吹き込みました。そうです。どういうわけか、「滝行」を行う流れになってしまったのです。
はじめに
滝行とは?
滝行(たきぎょう)とは滝に入って行う修行のことである。
運命の贈り物のように突如私の元に舞い込んできた「滝行」。しかし、「100記事突破記念」に頭を抱えていた私に死角はありませんでした。
「もしかすると、これは運命なのかもしれない。この『滝行』こそが100記事を祝う記念であり、人生の修行なのだ」。私はこの運命を受け入れることにしました。
もちろん断ろうと思えば断れたのです。だが、私とて男。立派な日本男児たるもの、運命に勝負を挑まれようものなら喜んで受けて立ちましょうぞ。
というわけで、100記事突破記念企画「雪解け水でキンキン、氷点下の滝に打たれてみた」スタートです。
!!注意!!
※管理人であるブログ主は常日頃から特殊な訓練を受けております。絶対にマネをしないでください。当記事の情報を用いて行う一切の行為、また、被った損害・損失に対して一切の責任を負いかねますので何卒ご了承下さいませ。
舞台は埼玉県の奥地、秩父
以前、「廃村に行ってみた」の記事で訪れたのも同じく秩父でしたね。何かと私のブログに登場する機会の多い素晴らしい土地です。
「滝」へと向かう
秩父にやってきました。積雪の影響で「滝」のある場所までの道は車両通行止めになっていました。徒歩で向かいます。
非常に足場が悪いです。そして寒い。寒すぎる。それもそのはず、この日の秩父市の天気は時々雪、気温は1℃です。
周りは見事な雪景色です。このあたりから「あれ?こんな中で滝に打たれたらリアルに命を落とすのでは……」と思い始めました。気付くのが遅かったようです。
途中、小さな水場を発見しました。ここのミニマム滝に打たれるぐらいなら良かったのですが。見るからに冷たそうです。
"運命の場所"に到達
降りるのにも命がけ
「ズドドドド……」と微かに滝のような音が聞こえてきました。心なしか、さらに寒くなったようにも感じます。そして、歩き始めてから15分が経過。
ありました。滝です。
滝からは結構離れているのに、超絶寒いです。多分、水に入ったら本当に死んでしまいます。もっと近くで見てみましょうか。
降りるのも命がけです。
自然の力はすごかった
着きました。
でけええええええええええええええええええええ
ちょっと待ってください。思ったよりもデカいです。というか音がすごいです。大きめの声で喋らないと会話ができないです。
そして、わかりますでしょうかみなさん。この写真に写っているおかしなもの。UMAではありません。
この"つらら"です。
多分あれで人殴ったら死にます。平気で首もげます。
ただいま、自然の力に圧倒されています。少々お待ちください。
「あそこの滝壺にハマったら間違いなく死ぬんだろうなぁ……」。
水温がシャレにならない
試しにちょっとだけ水に触れてみます。
「あ、これ。あれだ。ダメなやつだ」。
確実に水温は氷点下でしょう。人間がいちゃダメな場所です。
冗談抜きで命を落とす危険があるため、焚き火を焚いて暖をとります。
レッツ☆滝行
コスチュームチェンジ
やはり滝行といえば白装束。というわけで早速「滝行コスチューム」に身を包んでみました。
立派な行衣(ただの白ブリーフ)ですね。
やはり、きちんとした衣装(ただの白ブリーフ)は気が引き締まります。
いざ、参らん
この格好で長い間いるとおそらく死にます。持って3分というところでしょう。
ウルトラマン並みに時間がないので、早速行ってみましょう。
「レッツ☆滝行♪」
体に異変が
よく見ると"滝に打たれていない"ではないですか。「どうしても滝に打たれねばなるまい」。この強い心が「滝シャワー」へと体を向かわせました。
しかし、ここに来て突如体に異変が。
なんと、手足が「バリバリバリバリッ!!!!!!!」と不可解な音を奏で始めたのです。この世に生まれ落ちてから20数年、一度だってこんな経験はしたことがありません。
例えるなら、「2〜3時間、血の流れを止めてみた」のような感覚でしょうか。"震える"という次元を明らかに超えていました。激しく上下に揺れているような、地面から突き上げられているような……。
本当にするんですよ。音が。自分の身体から。音が。
もちろん、この時点で手足の感覚はすでにありません。「あ、死ぬ」と思った瞬間、自分の意思とは無関係に私は逃げの姿勢を取っていました。
滝行、約2分で終了
あと1分長く入っていたら病院送り、またはリアルに凍傷だったでしょう。すぐさま焚き火に避難。この時、手足の感覚はなく、歩行には支障が出ておりました。
なんとか着替えを済まし、手足を温め続けること10分。やっと手足の感覚が戻ってきました。一瞬、「このまま感覚が戻らないのではないか」と心配になりましたが大丈夫だったようです。ただ、足の感覚がなかったため靴が少し焦げました。
最後に、滝をバックに記念撮影。これにて滝行は終了です。手に持っているものは行衣(ただの白ブリーフ)です。
温泉へ直行
「滝行」を無事に終えた私はそのまま温泉に直行しました。今回お邪魔させていただいたのは「満願の湯」。
http://www.chichibuonsen.co.jp/
夜の露天風呂は最高の景色でした。そして、ここではカラオケステージが用意されており、100円で1曲歌えるようです。熱唱のようす。
気になった「とうふアイス」なるものも食べてきました。
想像以上に"とうふ"でした。
まとめ
そんなわけで、【100記事突破記念】レッツ☆滝行、これにて終了です。なんとか無事に生きて帰ってくることができました。
某CMでは「ここアイスランドには『氷河の湖で寒中水泳』という体調管理方法があるらしい」というナレーションとともに、水の中に次々とダイブしていく人たちが映し出されていますね。
今回の件で、あれは想像している以上に尋常ではない行動だということがよ〜くわかりました。鵜呑みにすると大変危険です。おとなしくR-1飲みましょう。
また、滝行の前にはきちんと準備体操をしておくこと。おそらく今回の身体の異常信号はこれによるものです。あとはちゃんとタオルで体を拭きましょう。超絶冷えます。真冬の滝行は本当に地獄です。
何はともあれ「祝☆100記事突破」です。このブログが今もまだ続けられているのは、いつも読んでくださっている皆さんがいるからです。感謝、感謝です。
これからも当ブログ、「とりてみ。("とり"あえず、やっ"てみ"る)」をどうぞよろしくお願いいたします。