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テロなどで犠牲の記者ら 25年で約2300人2月4日 16時13分
取材中などに銃撃やテロなどに巻き込まれて死亡したジャーナリストは、この25年で世界のおよそ2300人に上り、調査した団体は、過激派組織によるテロなどで犠牲になるケースが相次いでいると指摘しています。
これは、ベルギーのブリュッセルに本部がある「国際ジャーナリスト連盟」が3日、報告書を公表して明らかにしました。
それによりますと、統計を取り始めた1990年から去年までの25年で、銃撃やテロなどに巻き込まれて死亡したジャーナリストやメディアのスタッフは、少なくとも2297人に上るということです。
犠牲者の数は5年連続で100人を超えていて、このうち去年は、過激派組織IS=イスラミックステートに殺害されたフリージャーナリストの後藤健二さんを含む112人が犠牲になりました。
国別に見ますと、最も多いのはイラク戦争以降もテロなどが相次ぐイラクの309人で、次いで2009年に武装集団によるジャーナリストの大量殺害事件などがあったフィリピンの146人、そして、麻薬を扱う犯罪組織が横行しているメキシコの120人となっています。
この団体のアントニー・ベランジェ事務局長は「この10年はジャーナリストにとって最も危険な時期で、多くの記者が中東などで犠牲になっている」と述べ、過激派組織によるテロなどで犠牲になるケースが相次いでいると指摘しています。
それによりますと、統計を取り始めた1990年から去年までの25年で、銃撃やテロなどに巻き込まれて死亡したジャーナリストやメディアのスタッフは、少なくとも2297人に上るということです。
犠牲者の数は5年連続で100人を超えていて、このうち去年は、過激派組織IS=イスラミックステートに殺害されたフリージャーナリストの後藤健二さんを含む112人が犠牲になりました。
国別に見ますと、最も多いのはイラク戦争以降もテロなどが相次ぐイラクの309人で、次いで2009年に武装集団によるジャーナリストの大量殺害事件などがあったフィリピンの146人、そして、麻薬を扱う犯罪組織が横行しているメキシコの120人となっています。
この団体のアントニー・ベランジェ事務局長は「この10年はジャーナリストにとって最も危険な時期で、多くの記者が中東などで犠牲になっている」と述べ、過激派組織によるテロなどで犠牲になるケースが相次いでいると指摘しています。
犠牲者が多かった国は
国際ジャーナリスト連盟の報告書によりますと、ジャーナリストやメディアのスタッフが1990年から去年までに犠牲になった国は、1位がイラクの309人、2位がフィリピンの146人、3位がメキシコの120人、4位がパキスタンの115人、5位がロシアの109人、6位がアルジェリアの106人、7位がインドの95人、8位がソマリアの75人、9位がシリアの67人、10位がブラジルの62人などとなっています。