ニュース詳細
春節の花火出荷量25%減 大気汚染を懸念2月3日 14時57分
k10010395721_201602031822_201602031823.mp4
旧正月の春節を前に、中国の北京では、3日から花火や爆竹の販売が始まりましたが、大気汚染が深刻な社会問題となるなか、購入を控える市民も多く、出荷された量は去年より25%減りました。
中国では春節を祝うために、花火を打ち上げたり爆竹を鳴らしたりするのが習わしで、今週末から始まる連休を前に、北京では3日、700か所余りの店で販売が始まりました。深刻な大気汚染が社会問題となっている北京では、購入を控える市民も多く、地元メディアは、出荷量は去年より25%減り5年連続の減少だと伝えています。
北京では、去年12月、最も深刻なレベルの大気汚染警報が出たばかりで、地元政府は、春節の期間中に汚染が深刻になった場合は、花火や爆竹の使用を禁止するとしているほか、販売業者にも「汚染が深刻な日には販売を中止する」という承諾書にサインを求めています。販売店の34歳の男性は、「空気が悪くなるから、花火を売ったり打ち上げたりしてはいけないと政府がいう以上、われわれにはどうしようもない」と嘆いていました。
市民からは、「新鮮な空気を吸うため、花火を買わないのがいちばんだ」という声が聞こえる一方で、「年越しのにぎやかな雰囲気を堪能できるよう、僅かでも花火は上げたい」と長年の風習を諦めきれないという声も出ています。
北京では、去年12月、最も深刻なレベルの大気汚染警報が出たばかりで、地元政府は、春節の期間中に汚染が深刻になった場合は、花火や爆竹の使用を禁止するとしているほか、販売業者にも「汚染が深刻な日には販売を中止する」という承諾書にサインを求めています。販売店の34歳の男性は、「空気が悪くなるから、花火を売ったり打ち上げたりしてはいけないと政府がいう以上、われわれにはどうしようもない」と嘆いていました。
市民からは、「新鮮な空気を吸うため、花火を買わないのがいちばんだ」という声が聞こえる一方で、「年越しのにぎやかな雰囲気を堪能できるよう、僅かでも花火は上げたい」と長年の風習を諦めきれないという声も出ています。