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ロシア シリアに最新鋭の戦闘機配備
2月2日 7時27分

シリアで空爆を続けるロシア軍は、最新鋭の戦闘機をシリアの空軍基地に配備したと発表し、ロシア軍機の撃墜を巡ってトルコとの対立が深まるなか、軍事力を誇示したものと受け止められています。
ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は、1日、シリアでの空爆の拠点としている北西部ラタキア郊外の空軍基地に、先月末から最新鋭の戦闘機、「スホイ35S」型機を配備したことを明らかにしました。
ロシアのメディアによりますと、スホイ35S型機は、これまでの戦闘機に比べて、電子機器のデジタル化が進み、味方の爆撃機を護衛しながら、敵の目標を攻撃することができるなど、戦闘能力が大幅に向上したということです。
去年11月にシリアとトルコの国境付近で、ロシア軍の爆撃機がトルコ軍によって撃墜されたあと、両国の対立が深まり、先月30日にもロシア軍機がトルコの領空を侵犯したかどうかを巡って、両国の間で非難の応酬となりました。
ロシア軍は、トルコ軍による爆撃機の撃墜を受けて、シリア北西部に最新の地対空ミサイルシステム「S400」を配備して対空防衛を強化しており、さらに最新鋭の戦闘機も投入することで、トルコや、同じく空爆を続ける欧米に対して軍事力を誇示したものと受け止められています。

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