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中国軍改革 陸海空など統合運用体制へ2月2日 6時22分
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大規模な改革に乗り出している中国人民解放軍は、全土を7つに分けて設置していた陸軍偏重の「軍区」を廃止して新たに5つの「戦区」を設け、それぞれに「統合作戦指揮機構」を置いて、陸海空などの部隊を一体的に指揮する体制への移行を進めることにしています。
国営の中国中央テレビによりますと、人民解放軍は1日、全土を東西南北と中央の5つに分けた戦区の設立大会を北京で開き、習近平国家主席が任命した各司令官に軍旗を授与しました。
戦区の設立前は全土を7つに分けて軍区が置かれていましたが、各軍区の司令部の要職は陸軍の幹部がほぼ独占し、1つ1つが海軍や空軍などと同格に位置づけられる陸軍偏重の体制でした。また、軍区は、人事異動や物資の調達などで地元密着の傾向が強く、中央の統制が十分に及んでいなかったとも指摘され、軍区から戦区への再編は、これらの弊害を取り除こうというものです。
習主席をトップとする中央軍事委員会には先月、統合参謀部が発足しましたが、5つの戦区にもそれぞれ「統合作戦指揮機構」を置いて、陸海空など種類の異なる軍の部隊を一体的に指揮する統合運用体制への移行を進めることにしています。
戦区の設立前は全土を7つに分けて軍区が置かれていましたが、各軍区の司令部の要職は陸軍の幹部がほぼ独占し、1つ1つが海軍や空軍などと同格に位置づけられる陸軍偏重の体制でした。また、軍区は、人事異動や物資の調達などで地元密着の傾向が強く、中央の統制が十分に及んでいなかったとも指摘され、軍区から戦区への再編は、これらの弊害を取り除こうというものです。
習主席をトップとする中央軍事委員会には先月、統合参謀部が発足しましたが、5つの戦区にもそれぞれ「統合作戦指揮機構」を置いて、陸海空など種類の異なる軍の部隊を一体的に指揮する統合運用体制への移行を進めることにしています。