台南=鬼原民幸
2016年2月7日18時52分
台湾南部を襲った地震で倒壊した台南市の16階建てマンション周辺に、行方不明の住民の無事を祈る家族らが大勢集まっている。台南市は7日、捜索可能な範囲はほぼ捜し終えたとしており、生存に厳しさが増す中、悲痛な思いで見守っていた。
「救助隊が一生懸命がんばっているのはわかる。でも、何とか早く見つけてくれないか」
息子の劉明賢さん(41)一家がマンションに住んでいたという劉孟勲さん(64)、許冊さん(63)夫妻は焦りを募らせる。情報が集まるマンション脇の防災指揮センターに寝泊まりし、動きがあると発見者の情報を知らせる掲示板に駆け寄る。その繰り返しだ。
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朝日新聞国際報道部
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