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ポジ熊の人生記

ブログ継続の秘訣や記事作り・人生哲学・健康情報などを雑多に書くブログです。北海道民の知識を活かした地方情報も発信しております。

ブックマークが50を超えてから覚悟しなければいけないこと

ブログ

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ブログを始めた時、自分の書いた記事に50以上のはてなブックマークがついて、SNSで経験したことのない拡散をされる。こんなこと、予想してた?

リテラシーと経験不足から起こる、経験したことのない興奮と衝撃、そして誹謗中傷や暴言に心を痛めること。覚悟しなければいけないことを書く。

※5700文字over

始めは平和だったんだ

日常の何気ないことを記事にして、ポロポロとスターを付けてくれることに些細な幸せを感じたり、小さなコミュニティに自分の居場所を感じたりなんかして。半ば牧歌的なブログ運営にほっこりする。始めは割とこんな感じだったと思う。アクセス数も少しずつだけど増えていって、日常の随所に顔を出すようになるブログのこと。その時期はそれで凄く有意義で、楽しい日々。

記事数が10、20、30と積み重なって、ライティングを重ねるごとに文字数が増えていく。自分なりに文章が「書ける」ようになる。ブログと向き合った人はだいたいこんな感じで向上していくものだと思う。次第にFANが増え始める。あんなに自己表現が苦手だった自分が嘘のようになってくる。

 

「書くのって、なんて楽しいんだろう!」

 

慣れの恐ろしさ

次第にブックマーカーが増え始める。いつも見に来てくれる人が、面白い記事を拡散せんと、あの青いBをプッシュする。

 

「え、自分の記事がブックマークされた!?」

 

焦る。ブログを1か月や2か月続けた人なら、ブックマークの重みくらいは肌で感じているだろう。凄く嬉しくて、舞い上がってしまう。でも、人間というのは面白い生き物で、それに慣れてしまうのだ。書いた記事に1つ、2つのブックマークがつくのはもはや当たり前。今度はそれがなければ「おかしいな、なんでつかないのだろう」なんて気を揉んじゃったりなんかして。思わずそれすらを記事ネタにして、それでベテランから揶揄られることもある。

 

けど、真の衝撃はまだそこにない。問題ははてなブックマークが50を超えてから。

 

ホットエントリー

おかしい。異常だ。はてなブックマークが加速度を増して付けられる。アクセス解析もなにやら壊れたような状態になる。今まで穏やかな曲線を描いていたそれに、突如としてそびえ立つ塔。従来のアクセス数の何十倍はあろうかという不自然なそれは、未体験のブロガーをとことんエキサイトさせる。

 

「何が起きているのかはよくわからないが、凄い興奮する!!」

 

おそらく多くの(初体験の)ユーザーはこのように感じるだろう。

そう、「ホットエントリー入り」である。はてなブックマークがついて拡散に至る仕組みについてはここで詳しくは書かないが、とりあえず短時間で50のブックマークが付いたものに関してはホットエントリーに入り、さらにはてなブックマークのTwitter公式アカウントにツイートされる。フォロワーが10万をゆうに超えるモンスターが呟けば、そこから怒涛のようなアクセス流入がある。

 

短時間で膨大なアクセスを得るという夢のような話は、このように現実として降りかかってくるのである。

 

悪夢の誹謗中傷・暴言

回りくどいことは抜きにする。

ブックマークが50を超えるような拡散エントリーについては、高確率で誹謗中傷や暴言の類が書き込まれる。

これは紛れもない事実で、ほぼ不可避である。中には大変クリーンなホットエントリーもあるが、それは少数で、まぁ大体はこのようなコメントが付いてしまうのだ。

これについて、リテラシーの低いユーザーは大変に心を痛める。2chで日々、火花を散らしているような人ならいざしらず、匿名にしろそのようなネガティブなものを浴びせられることに不慣れな方は傍から見てて気の毒なくらいに落ち込んでしまうことが多い。

『ポジ熊の人生記』はH28/2/7の時点でブックマーク数が50を超えるエントリーが30少々あるが、誹謗中傷や暴言の類が付かなかったことは1度もない。

僕個人へのヘイトが溜まっている人も少なからずいるのも原因かもしれない。だが、「お得意様」に限らずこれら拡散された記事について毎回「新規」の誹謗中傷・暴言者が出現する。

 

つまり、拡散されるということはこれらのネガティブなコメントを必然的に受けてしまうということ。

 

綺麗ごとが通じない不可避なこと

「これらを付けていく人がそもそも悪いんだ!」なんていうのは所詮綺麗ごとで、そんなことを考えようものならブログ運営に疲れ切って近いうちに止めてしまうのは目に見えている。何事においてもそうだけど、それはありのままの現象として容認し、それに対して自分がどうあるか(具体的方策を含めて)を考えなければいけないのだ。

開き直ることは推奨できない。例えばネガコメがついてもコンテンツ内容を見直す必要は一切ない!なんて考えてしまうと、どんどん歪な方向へ進んでしまうだろう。そうじゃなくて、流すべきものと受け入れるものを見定める目を養う必要がある、ということ。明らかに自分に非がある場合だって、なくはない。特定の個人をくさすような、見るに堪えないエントリや突っ込みどころ満載の誤情報を流してしまった場合などは、必然的に批判が集中するだろう。こういった場合は周囲の懇意なブロガーからも忠言があることだろうし、その時はしっかりと自分の作ったコンテンツを見直して、それ以降はそのようなことがないように修正する必要があると考える。長くブログとお付き合いしたいのならこれは重要。

 

人気が出る=衆目を集める=批判される

この図式は成立する。他ブロガーを見ていても、自分の経験則からも明らかなこと。これを覆すことはできない。世界はバランスでできていて、物事の根本を変えることなど不可能。だからあがけばあがくほどに苦しくなる。これを受容できないのであれば、人気を出さないようなブログ運営をするしかない。

検索を主眼とし、ブックマークを外して穏やかなブログ運営を目指すユーザーもいる。ユーザー同士の距離が近すぎる『はてなブログ』を忌避して他のサービスに移るものも少なくない。

このように決定的、物理的な手立てを講じない限り、これから逃れる術はない。このまま人気を集めていきたいのなら、覚悟するしかない。いつ、どこから刃物を持ったユーザーに刺されるかわからない。それくらいの心持がないと、人気ブログを運営することなど不可能なのだ。刺されても丈夫な心を作るか、刺されることから逃れるための手立てを講じるか。それはあなた次第だろう。刺すユーザーの根絶を目指したいと考えているのなら、早いうちからそれをあきらめることを強くお勧めしたい。もちろん、肯定する必要など微塵もない。それらに対して怨恨を抱くのも致し方ない。だけど、それとやりあうにはあまりにも無益すぎるってこと。ただただ消耗してしまうからね。

 

具体的対策

現在まで僕が行ってきた対策を具体的に示す。

苦しんでいるユーザーの僅かながらの光明となれば幸いである。

※ここからははてなブログ設定がメインとなります。

はてなブックマークの非表示

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はてなブックマークのページ。

誹謗中傷や暴言を書き込んでいるユーザーのファビコン(プロフィール画像)にマウスカーソルを当てると▼が出現するので、ここをクリックする。

 

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ここで「非表示に追加」を選択する。これを行うと、以後

  • 該当ユーザーがブックマークしても表示されない
  • ブックマークしたことが通知されない

状態となる。非表示ユーザーの管理については、別の場所で行うことになる。任意のタイミングで再び表示させることも可能だ。

非表示ユーザーの管理について具体的な方法はこちらの記事を参考にしてほしい。

※注意

言及(自分の記事が相手の記事に貼られること)やidコール(自分のidが相手の記事に貼られること)の通知は、この方法ではでは防げない。相手がこれを行えば、容赦なく自分の通知に「○○さんが言及(idコール)しました」という通知が来てしまう。これについての対策は後述する。

そもそも見ない

臭いものにふた、というかそもそも嗅がないといったところか。

抜本的な解決には至らないうえに、他の有益なブックマークコメントまで見逃してしまうというデメリットがある。ここを天秤にかけてブックマークを見るか見ないかを判断することになるだろう。

明らかに自分に非があるエントリーであった場合は、知らずのうちに炎上が進行して手の施しようがなくなる場合もあるので、この手段を積極的に推奨することはできない。こういった場合は別ルート(懇意ブロガーのDMやメールなど)で自分に情報提供がある場合が多いが、ブックマークコメントの即時性は非常に高いので、誤りをいち早く修正したい場合はやはり確認するしかないのかな、とも思う。

使い分け次第といったところもある。例えば50~100までは順調に(誹謗中傷なく)伸びていったとして、その後に少し雲行きが怪しくなってきた場合、そのタイミングで「見ない」方向に舵を切ることもできる。明らかにアウトなエントリーは50に関わらず早期に指摘が入るので、はじめのうちにそれを見過ごさなければとりあえずはOKという考え方。しかしリスクは伴うだろう。

受け流す

非表示にするわけでもなく、見ないようにするわけでもない。そのような暴言すら景色の一部とし、精神的に汚染されることなく平然と有益なブックマークを閲覧する。ある意味、悟りの境地である。自分がここに至るまでにはどれほどの経験や達観が必要か、想像もできないし、現時点でこれをする自信はない。だが、これは最もベストなスタンスであり、目指すところなのかな、とも感じる。いつかはこの境地に達してみたいものである。道半ば。

応酬する

非推奨。この方法はネット上で憎悪を炊き上げることに至高の喜びを感じ、以って生きる糧とできるダークファイターのみに許された(?)特権ではなかろうか。実は、このような人は少なからず存在する。もう凄すぎて僕の価値観では計り知れないレベルのユーザーである。ある意味で強者と言わざるを得ない。それを否定するも肯定するもあまりにリスキーで、ただただ接点を持たぬようにするのが関の山である。触らぬ神に祟りなし。

分不相応な振る舞いは決してしないほうがいい。できないものはできない。この戦いには勝者はいない。相手は墓穴を掘ったうえで、背水の陣で臨んでいるかもしれない。そんなユーザーと戦いたい人はいないだろう。

 

執拗な言及やidコールへの対処法

前述のとおり、はてなブックマークを非表示にしても言及やidコールは防げない。時にはいわれのない言葉で罵られることもあるかもしれない。だけど、それに対して泣き寝入りする必要など一切ない。

しつこく繰り返してくるのであれば、いつ、どのような方法で批判を受けたのかを随時記録しましょう。自分が受けたネガティブな感情もしっかりと文章で残してくださいね。ハラスメント行為の有効な証拠になりますから。 記録がある程度たまったら、そのデータと合わせて(株)はてなへ通報しましょう。同じサービスを受けている者同士であなたがへりくだる必要は一切ありません。現実世界と一緒です。然るべき処置をとってください。

誹謗中傷や暴言でお悩みのブロガーへ【健全なはてなブログライフを】 - ポジ熊の人生記

悪人にかける情けは不要。警告なしの一発通報を推奨する。規約の範囲内で自己を表現することに難癖つけるのは事の道理を大きく逸脱する行為であって、あなたが自分を責める必要など全くない。

執拗な攻撃は自分の範疇外で起きていることであって、相手をどうにかできることではないけども、このようなシステムを利用することで心の平穏が訪れるのであれば積極的に活用したい。知らずにただただ弱っていくブロガーも見ることは、傍から見てても辛いものがあるから。

 

拡散することの覚悟(あとがき)

今回の記事で一番言いたかったことは、誹謗中傷や暴言を吐くユーザーへの文句ではない。自分のブログがある程度の人気を得るまでに至り、その結果SNSで拡散されるということはどういうことかを考える必要があるのではないか、ということ。

前述のとおり、

人気が出る=衆目を集める

この方程式をいかに容認できるかが肝となる。裏を返せば、人気が出ることで自分の記事が表に出やすくなるということを意識したうえでコンテンツ作りに臨む必要があるのではないか、ということだ。人気者はリテラシーを高める必要があるんじゃない?と。

読者数が10人のブログと1000人のブログで影響力に差があることは言うまでもない。前者も後者も出鱈目で人を傷つけるエントリを書いて良いわけじゃないけど、後者のほうがより多数のユーザーに影響を与えてしまうという事実を考えなければいけないんじゃないか。

僕のブログも有り難いことに430人の読者がいる(はてなブログのみ)。これでただただ浮かれていられるのであれば、それは大バカ者だと思う。そうはなりたくない。現時点ではまだまだ馬鹿かもしれないけど、この地点から少なくとも未来に向けてリテラシーを高めたいつもり。Twitterのフォロワー増も含め、明らかに自分の拡散力が上がっていることを実感しているから。それと連動しているはてなブックマークの使い方だって、しっかりと考えていかないとなって思ってる。

 

ブックマークが50に届きそうな、人気が出始めたブロガーさんへ。ホットエントリーのエネルギーはまさに「ホット」で、大変刺激の強いものです。今までに体験したことのないような、えもしれぬ喜びが近いうちにあなたを包むでしょう。同時に、誹謗中傷や暴言が降りかかることが予想されます。そんな時は、この記事のことを思い出してください。あなたが得た人気ブログへの足がかりの先には、当然の如くそれが待ち受けていて、その道を進むには逃れられるものではないということを。

それを容認したうえで自分がどう振る舞わなければいけないのかを考えてみるのも良いかもしれません。

 

僕も精進いたします。

 

終わり