2016年1月16日(土)・17日(日)の2日間、日本武道館において声優・小野大輔さんの初のワンマンライブ"Daisuke Ono LIVE 2016 「Unlimited Door」"が開催されました。今年6月に歌手活動10年目を迎える小野さんの初ワンマンライブとあって、観客動員数は両日1万人、のべ2万人を数えました。今回は、2日目となる17日(日)のライブの様子をたっぷりレポートします!
■ みなさん、ようこそ! "Dream"のオープニング
ステージはわりとシンプルに作られていて、正面のステージが上段と下段の2段、左右には客席近くまで長くのびた花道、正面にもアリーナAブロックの途中までのびる花道があり、正面上段に大きなスクリーンモニター、その周囲を囲むようにたくさんの「ドア」が飾られていました。
会場が暗転すると、スクリーンには「DAISUKE」の文字が順にあらわれるかっこいい演出。 「10」からカウントダウンが始まると、会場も「ten! nine!」と大合唱。期待が高まります。
カウント「2」で正面上段の中央に金色の「D」が飾られた真っ白なドアがポップアップ。最新アルバム「Doors」に収録されている「Key of the mirror」の曲が流れると、真っ赤なマントを羽織った小野さんがドアを開けて登場!
ドアを開けた小野さんは、マントを脱ぎ捨て、別のドアからチームD(ダンサー)とバンドD(バンドメンバー)を呼び込んで階段を降りてきます。まるで帝国の王様! チームDを従えて、まずはステージライトの観客へごあいさつ。右手を胸に当てて、洋風のお辞儀をします。さらにステージレフト、正面へもお辞儀です。
1曲目は、「パノラマ・ミラー・ツアー」。正面花道でチームDとともに踊りながら歌います。サビの「さかさまの世界~」は、会場もいっしょになってダンシング! さらに小野さんの先導で「D! D!」とDコールもあって会場は大盛り上がりです。
つづけて2曲目「Mission D」。今度は、一度ステージからはけたチームDがドアから転がり出てくるなど、楽しい演出もあり。もちろんこの曲のサビ「3,2,1,ZERO 時間だ!~」も会場みんなで踊ります。さらに間奏では、スクリーン横のドアを開けるとシャボン玉やキラキラの星屑が出てくる素敵な演出もありました。
3曲目は、「Ride On Funky Night」。ここで会場が真っ赤に! 「Ride On Funky Night」収録のアルバム「UP STAIRS」のジャケット写真の色に一瞬で染まりました。お客さんは踊らない曲ですが、小野さんはダンサーさんと踊ります。間奏の「Hey Hey Hey!」はお客さんも大合唱。さらに、小野さんが高く右足を上げるパフォーマンスを見せると、会場からは大きな歓声が上がりました。
ノンストップで4曲目、「DELIGHT」。今度は会場が緑色に。小野さんのライブはおれパラでもペンライトの切り替えがすごいです。「DELIGHT」「wo-oh」など、この曲でも会場がいっしょになって歌います。さらに、サビの「目映い未来~」ではまた会場も踊ります。
歌の最後、小野さんがステージからはけ、かわりにかっこよく長くアレンジされたエンディング部分をチームDがかっこよく踊ります。チームDもOCHIさんをはじめ人気がとても高いので、会場は大歓声でした。
■ "武D館"で「もす!」
チームDと入れ違いに、ジャケットを脱いでシャツ+ベスト姿になった小野さんが登場。ここで1回目のMCです。「武道館! もす!」『もす!』「もういっちょ、もす!」『もす!』「小野大輔です!」とお馴染みのあいさつ(前日に「もすポンス」と命名)で登場した小野さんは、「この武道館で、この武D館で!」といつもの調子で会場を笑いに誘います。
「武道館で『もす』を言うことになるとはね」と少しだけ照れた様子の小野さんは、「もす」の誕生秘話から、音楽活動のはじまりとなった2007年6月のデビューミニアルバム「ひねもす」の話をしてくれました。「僕の『もす』は『ひねもす』から来ています。その『ひねもす』が9年前、ここまでくるのに9年かかりました。9年間、ずっとずっと僕の音楽活動を支えてくれたここにいるみなさんに、あらためて感謝を述べたいと思います。本当にありがとうございます」と述べると、会場からは温かい拍手が起こりました。
しっとり温かい空気になったところで、すかさず「みんなと歩んできたこの9年間を、このライブに、集大成として込めたいと思っています。そう、この『Dライ』に!」とファンがこのライブを「Dライ」と呼んでいるのを知っていると明かして楽しい笑いを起こします。直前の曲「DELIGHT」にも絡め、「DELIGHTの意味は歓喜です。大いに喜ぶ、です。今日は最後まで、みんなでいっしょに喜びを分かち合いましょう!」と締めて次の曲に突入です。
■ "Dramatic"な情熱のパート
5曲目は、「Distance」。今度はステージ中央でしっとりと聞かせてくれます。曲の終わりには思わず拍手が。
6曲目は、PSP・PSVitaゲーム「神々の悪戯InFinite」の主題歌にも決まっている「プルマ・シエロ」。会場は再び真っ赤に染まり、正面のスクリーンにも真っ赤な鳥と羽の舞うアニメーションが映しだされます。右足でリズムを取りながら情熱的に歌う小野さんのライブ映像と重ねてあって、とてもかっこよかったです。
6曲目が終わると、スクリーンには真っ赤なバラの花が映し出され、吹雪く音の後に耳馴染みのないイントロが流れます。会場は次の曲をはかりかねて、少しザワザワ。と、7曲目がスタート。7曲目は、スペイン風のアレンジに変えた「Lunar Maria」! 「Lunar Maria」だと理解した会場は、ジャケット写真の緑色へと色を変えました。
さらに、ステージレフトの花道で真っ赤な衣装をまとったフラメンコダンサーさんが登場。スクリーンには小野さんとフラメンコダンサーさんが、湖水に映る月のCG映像と重ねて映し出されていて、とても印象的でした。
■ みんなで"Dance"して武道館を"Disco"に
ここで小野さんは、ステージから一度降段。スクリーンには、なにやら騒がしい街の映像が流れ、明るくかっこいい調子でバンドDが演奏を始めます。
小野さん不在ですが、バンド演奏を聴かせる8曲目、「Evolution D」。トロンボーン、トランペット、サックスのホーンDも登場して、かっこいいバンド演奏をたっぷり聴かせてくれた後は、チームD8名が椅子を持ってきて激しいパフォーマンスを見せてくれました。
そして、曲の最後には衣装を白×シルバーにかえた小野さんが登場! 「Are you ready? ダンスタイムの始まりだ!」と、キラキラ輝く衣装にぴったりの9曲目は、「宇宙全時代Discotheque」。会場も合いの手では手を叩き、小野さんといっしょに踊ります。
さらに小野さんが「千年ぶりの愛のようなwinkしてみよう」の歌詞ではパチっとウィンクをし、会場からは悲鳴のような歓声があがりました。間奏ではDコールもあり、大変な盛り上がりです。
ここでプチMC。「もす!」『もす!』「もういっちょ、もす!」『もす!』「もすもすもす!」『もすもすもすもす!』「もういっちょ、もすもすもすもす!」『もすもすもすもす!』「からの、『Kiss Kiss Kiss』!」と曲振り。これはうまい!
10曲目「Kiss Kiss Kiss」は、特に人気の高いダンス曲のひとつ。真っ赤に染まった会場は「wowow…」を大合唱し、サビを全力で踊ります。ステージにはセクシーなお姉さんダンサーが初お目見え。「Dガールズ」というそうです。チームDとあわせて、ダンサーさんは総勢20名! 武道館はディスコ状態です。
曲中に小野さんがたっぷり溜めて投げキッスをすると、会場からは黄色い声が上がりました。さらに曲の終盤、ミニアルバム「UP STAIRS」初回限定盤に収録されていたPVと同様に、小野さんが銃で撃たれて倒れてみんなのキスで復活するというシーンを再現! バンドDも物販のKissKissKissライトを手に投げキッスをしていました。最後は会場のみんなに「おのでぃー!!」と呼んでもらって復活! 最後のパートをみんなで踊って終えました。
つづけて11曲目、「熱烈ANSWER」。会場は赤をベースに、この曲がED主題歌だったアニメ『バトルスピリッツ ブレイヴ』での小野さんのキャラクター「クラッキー・レイ」にちなんだ黄色がきれいでした。
小野さんの元祖ダンス曲で、会場も踊ったり「ANSWER」「CHASER」とレスポンスを返したりと大忙しです。2番直後の間奏はライブ用にアレンジされていて、男性ダンサー4人と小野さんがステージ中央で力強く踊っているのが本当にかっこよかったです。
■ しっとり切ない雨の時間"Dear"
ダンスナンバー3曲の後は、小野さんもチームDもはけて、ゆったりした音楽と日常の景色がスクリーンに映し出されます。誰かの思い出のような情景がいくつか流れ、手をつなぐカップルの映像が。曲が少し寂しく変調し、けれどまだゆったりとした穏やかな情景が映し出されるスクリーン。と、喫茶店と、窓に落ちる雨粒、ソファに忘れられた傘が映し出されて映像も音楽も終了。会場からは、美しい映像と、これから歌われる曲を予想しての拍手が起こりました。
そして12曲目、「teardrops」。ブルーを基調にしたシンプルな衣装に着替えた小野さんが、上段のドアから再登場して、雨の日の美しい歌を歌ってくれます。会場も、青と水色の雨の色に。その後ろでは、傘を持ったチームDがちょっぴりお芝居。1番では遅れてきた彼氏に怒ってなかなか機嫌をなおしてくれない彼女とのやりとりが、2番ではまた別のカップルの様子が描かれていました。
最後に登場した女性から赤い傘を受け取り、「ただそばにいたい…」と歌いあげた小野さんは、愛しさと切なさがたっぷりで、会場も聞き入っている様子でした。
拍手の後、少し悲しげなピアノの音に合わせてゆっくりベンチの前まで行って傘を閉じる小野さん。空を見上げて何かをこらえるような、思い出すような無言のお芝居に、会場は息を呑んで静かに見守ります。そして始まった、13曲目「雨音」のイントロ。小野さんの最初のシングル曲でもあり、彼女を失ったやり場のない思いを歌ったこの曲は、多くのファンにとっても大切な曲。涙ぐみ、すすり泣く声も聞こえました。
■ "D"で始まることばたち
「雨音」を歌い終えた小野さんも、泣きそうな少し震えた声で「これは、デビューシングルなんですよ、『雨音』は。この曲、こうして『teardrops』を聞いていただいた後に、こうやって『雨音』を聞いていただけるのが、俺は本当に、自分でもすごく嬉しいです。『雨音』のアンサーソングとして『teardrops』を作りました。大切な大切な愛しい人を亡くすという曲を作ったのが8年前。ここから、いろんな道を経て、いろんな経験をして、こうして武道館で、武道館に雨を降らせることができて、雨男としては本当にこれ以上の幸せはないです」と語ってくれました。
そして、話はライブの組み立ての話に。「今日いろんなドアを開けていますね。セットにもドアがたくさんあるんですけれども。最初の、『パノラマ・ミラー・ツアー』から始まる、そして『DELIGHT』で終わるあのブロックは、僕は"Dream"と呼んでいます」「"もすポンス"の後は"Dramatic"ですね。『Distance』から始まって…あんなに『Lunar Maria』があんなアレンジになるとは思っていなくって。『プルマ・シエロ』といっしょに歌えたっていうのがすごく嬉しくって。アンサーソングなんですよ。今日のこのライブは、『Doors』と名前を付けました。その前に、このライブにもうひとつ裏テーマを作っていました。そのタイトルでもいいんじゃないかって、ランティスのみなさんと話してました。その答えは、『Answer』です。みんなからここまでもらったものを、お返ししていく。僕の音楽活動を支えてくれたみなさんに、『Answer』を届ける。そんな思いで、今日ここに立っています。みなさん、受け止めてくれますか?」と話すと、会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こりました。
「そうだよね、みんないっぱい踊ってたもんね。見えてました。そう、その後のパートは"Dance"です。もっといえば"Disco"です」「そして、『雨音』につながっていくあの流れは、"Deer"。親愛なるあなたへ、あなたへ、あなたへ、あなたへ、あなたへ」と会場を指しながら続けると、会場からは歓声が沸き起こりました。
「Dで始まる言葉を、いろいろと調べました。"Dictionary"を開いて調べました。"Dangerous"とかね」と言うと、今度は会場から笑いが。さらに、会場にもDのつく言葉を聞いていきます。
前日はみんなが一斉に言って聞き取れなかったからか、小野さんが花道からお客さんを指名して答えてもらう形に。
『大輔』「そう、俺は大輔。業界にはいっぱいいるけれど、小野の大輔は俺だけだ」
『多謝(ドーチェ)』「中国の言葉でありがとうですね。いっぱい感謝の謝と書いて多謝だね。いいね、それ」
『Dynamite』「そう、俺はダイナマイト、危険な男。いつ爆発するかわからないぜ。ただ、俺に火をつけたのはお前たちだぜ」
『大仏』「そう、俺はもはや大仏なのかもしれない。そう、尊い存在。中国語で(私は)小野大輔(です)は我是大輔(ウォーシーダーフー)。大輔のフーを落とすと小野大仏になる。そう、俺は大仏、さながらに」
『Delicate』「そう、俺はデリケートな男。意外と打たれ弱い。わりとMで通っているが、心は傷ついている。ナイーブ。みんなやさしくしてね」
お客さんとのやりとりを楽しんだ後、本題に。「今回のライブにふさわしい言葉ってなにかなと思っていたら、"Decade"って言葉が目に止まったんですね。Decadeの意味は、10年だそうです。10年間。ひねもすから9年、9年経って、ここに立つことができました。ここで終わりたくはないです。これからもずっとずっと、みんなといっしょに歌を歌い続けていきたいです。次の10年へと向けて未来に進むために、次のドアを開けたいと思います」
■ 次の10年のために新しい"Door"を
「Doors」と続けた小野さん。14曲目は、最新アルバムの「Doors」です。小野さんの力強い歌声と、10年後を見据え、決意に満ちた笑顔には思わず涙が出るほどでした。
15曲目、「カラフルレンズ」。チームDも出てきて、歌いながら花道へ向かう小野さん。カメラに向かって歌うサービスショットもありました。会場もカラフルなペンライトが光り、サビでは左右に大きく手を振って、会場全体が万華鏡みたいでとってもきれいでした。
16曲目、「モノクロの虹」。悲しいけれど前を向くこの曲も人気の高い曲で、会場も間奏ではめいっぱい「Hey!Hey!」と声を出していました。
そして、17曲目、「キンモクセイ」。前日は「真夏のスピカ」だったために、イントロが流れると大きな歓声が。会場が慌ててオレンジ+黄色の金木犀色に変わっていく様子が素敵でした。左右に揺れる金木犀色は本当にきれいで、小野さんも間奏で「ありがとう。すごく綺麗です。サンキューな!」と会場に声を掛けました。
■ みんなが俺のヒーローだ!
「ずっとずっと、武道館にやってきて、ライブやっていて、嬉しいことばっかりです。ずっとずっと、ハッピーです」と小野さん。正面花道へと歩み出て、「近いんですよ。めっちゃ近い。僕はソロライブここでやるのは初めてです。っていうか、ソロライブが初めてです。でも、こんなに…とても、居心地がいいです。超気持ちがいいです」と話すと、大歓声。
10月からリハーサルをしていたという小野さん。「とにかくリハが楽しかった。ずっとリハをやっていたいくらい楽しかった。いっつもいっつもリハやるとね、誰かスタッフさんが言うんですよ。『ちょー楽しい』って。なんだったらもう、まだここ入る前のリハで泣いてるスタッフだっていたっていう」「でも、それが本当に嬉しかったです。本当に僕は自分一人では絶対ここまで辿り着けなかったと思っています」「すべてのスタッフを総括して、『チームD』と呼んでいます。すべての人がチームDです。そろそろ気付いたかな? この武D館にいるみんな、みんなもチームDだぞ!」と話すと、大きな歓声がわき起こりました。そして、会場みんなで両手を挙げて「俺達が…『チームD』だ!」と叫びました。
「ここにいるみんなが、チームDです。俺にとってのヒーローです」と最後の曲「ヒーロー」を紹介。花道で会場のお客さんをひとりひとり、ゆっくりと見回しながら歌う小野さんは、「生まれたてのバンビ」と呼ばれたおれパラの初期とは本当に別人。この日いちばんのかっこよさでした。
曲が終わると、会場のそこかしこから「おのでぃー!」と大歓声。小野さんは、「みんなが俺のヒーローだー!」と叫び、ステージの中央へ進み、「『Unlimited Door』、お相手は、小野大輔でした!」とステージライトのドアへと帰っていきました。
■ 自分が少し好きになれた「ありがとう」と「だいすき」を込めて…
しばしの拍手の後、会場からは大きな大きな「おのでぃ」コール! 1万人もいる武道館で、ぴったりと揃った「おのでぃ」コールは圧巻でした。バンドDが登場し、少し遅れて小野さんがライブTシャツで登場。(写真はライブ初日のもすTシャツ) コラボネックレスもとても似合っています。
アンコール1曲目は、「Shinin’Days」。「実際こんな大きな空の下で」の歌詞を「実際こんな大きな武道館で」と替えて歌うと会場からは大歓声が。また、「何気ない温度でキミは~ベースはその笑顔」をカメラ目線で歌い、カメラに向けて笑顔を作ると会場からは黄色い声があがりました。小野さんかわいい!
満面の笑みで「アンコール本当に本当に、どうもありがとう! 『Shinin’Days』歌っちゃいました!」と小野さん。「なんか今日、全部の曲歌ってて楽しいんですよね」と本当に楽しそうです。
ここで重大告知。2月にBSスカパー!で、さらに4月にはエムオン!で、この武道館ライブの様子が放送されることが決定。噛んでしまったので、Take2をやったのは秘密です。
テレビ映りの心配の話から、「自分が嫌いでした」と話す小野さん。「自分が嫌いだから、役者をやってました。自分じゃない人になれるから。もっというと、顔を出してやる役者よりももっともっと自分が出ないじゃないですか、声だけで。だから何にでもなれるし、自分が外に出ないからコレだと思ったんですよね。これが自分の仕事だと思って15年間やってきました」と話すと、「大好きだよー!」と会場から声が。そして小野さんは、「ちょっと、最近好きになり始めたんですよね。なんでかっていうと、俺の周りにいる人たちが素敵すぎる。好きすぎる。自分が嫌いだったんですけど、自分の周りにいる人たちは大好きなんですよね。その人たちがね、好きって言ってくれんの。『おのでぃいいよ』って言ってくれるの。そうすると、すっごい自信が持てるようになったんですね」「みんなに『面白いよ、小野くん。熱烈ANSWER、わけわかんなくて面白いよ』あの辺りからだんだんだんだん、僕の色が色々変わってきたというか、いろんな色がまた重ねられるようになってきたんですけれど」と周囲の支えで自分が好きになれたと語りました。
お祝いの花がとても多く、「ジャングルみたい」だという小野さんは、震えた声で「その花の色が、僕を彩ってくれた、僕をここまで育ててくれた、そして、ここまで応援してくれた、武道館に立たせてくれた色なんだなという風に、今あらためて実感しています」とアンコールの2曲目、美しいバラードの「canvas」を紹介しました。
歌詞の「ありがとう」が、とても力強く聞こえてきて、小野さんの想いが伝わってきました。歌い終えると、会場からは大きな声援。「みんなの色が、僕を作ってくれました。本当にここまで応援してくれて、本当にここまで、僕を見続けてくれて、支えてくれて、育ててくれて、ずっとずっと応援してくれて、本当にありがとう!」と泣きそうな顔で話してくださいました。
ホーンD、バンドD、そしてチームDをひとりひとり紹介し、アンコールも最後の曲に。最後の曲は、小野さん最初の作詞曲「だいすき」。会場はピンク色に染まって、みんなで歌って踊ります。
曲の最後に、「みんなのことが大好きだ―!」と叫んで、ステージ中央でまんなかを指し示してくれているダンサーさんたちの中央へと向かう小野さんは、本当にみんなに愛されて、みんなの輪の中にいる感じがして、とても幸せそうでした。
最後に10回ジャンプ&1回ジャンプでフィナーレ! マイクを通さない肉声で「本日は本当に本当にありがとうございました!」とみんなであいさつをした後、小野さん一人で正面花道、左右花道、そして中央へ戻り「これで、コンプリート」と言って階段を上がっていく小野さん。最初に入ってきたドアの前で、「また次のドアで会おう! ありがとうございました!」とまた肉声でファンに笑顔を向け、ドアの向こうへと進んでいきました。
小野さん、約2時間半のライブ、本当におつかれさまでした。素敵な時間をありがとうございました。
■小野大輔 ワンマンライブ
Daisuke Ono LIVE 2016 「Unlimited Door」
<セットリスト 2016年1月17日(日)>
M00 Key of the mirror
M02 パノラマ・ミラー・ツアー
M03 Ride On Funky Night
M04 DELIGHT
M05 Distance
M06 プルマ・シエロ
M07 Lunar Maria
M08 Evolution D
M09 宇宙全時代Discotheque
M10 Kiss Kiss Kiss
M11 熱烈 ANSWER
M12 teardrops
M13 雨音
M14 Doors
M15 カラフルレンズ
M16 モノクロの虹
M17 キンモクセイ
M18 ヒーロー
E01 Shinin’Days
E02 canvas
E03 だいすき
(18曲+アンコール3曲、全21曲)
<最新シングル情報>
■8thシングル「ヒーロー」
2015年11月4日 発売中
価格 1,800円(税抜)
収録曲:
1.ヒーロー
2.canvas
3.ヒーロー(OFF Vocal)
4.canvas(OFF Vocal)
-DVD-
ヒーロー(Music Clip)
>>ランティス 小野大輔さん公式ページ