流行のインフルエンザによる高熱や治療薬の副作用が原因で排便困難になった子供

最近、インフルエンザのニュースを見聞きする機会が増えていると思いますが、皆さんは体調に変化等ないでしょうか?

学校や職場で一人でも感染すると、瞬く間に広がりを見せて大混乱になりますね。
(私が学生の頃は、不謹慎ながら休校を期待していたこともありますが…(苦笑))

そんなインフルエンザですが、便秘と密接な関係があることをご存知でしょうか?
今回はその関係性についてご紹介します。


インフルエンザとは

インフルエンザ(略称・インフル)は、急性感染症の一つとされています。
冬季(寒くて乾燥しやすい時期)に流行しやすい疾病で、まさに今が旬の病気です。

疑わしきは病院(内科)へ

インフルエンザに罹患しているかどうかの確認方法ですが、個人では判断できないので病院(内科)に行きましょう。

内科医に鼻の中を検査される事になります。
検査方法は鼻の中を綿棒で弄られることになり、少々くすぐったさや痛さを伴います。
(反射的に身体が動いてしまいそうになりますが、ここはグッと堪えましょう)

雑菌が大量に確認されると、陽性(インフルエンザ)と診断されます。
発症すると倦怠感が非常に強く、悪寒や38度を超える高熱を伴うのが特徴です。

主な感染経路

主な感染経路は、くしゃみや堰を始めとする飛沫感染(ひまつかんせん)です。

人混みや隔離された空間(電車、学校、職場など)で感染する確率が高いため、不特定多数の人が集まる場所に行く時は、マスク等の予防をすることが大切です。
感染してしまった場合は、なるべく人が集まる場所へは行かないようにして自宅療養しましょう。

インフルエンザとお通じの関係

それでは、いよいよお通じとインフルエンザの関係性についてです。

感染後に、お通じの悩みを口にする人がいますが、それは何故なのでしょうか。

インフルエンザの症状との関係性

インフルエンザの症状は様々ですが、主な症状はやはり高熱です。

発熱すると大量に汗をかくため脱水症状を起こしやすくなります。
そして、腸内の水分も損なわれるために、便が硬くなり排便が難しくなります。

また、感染時は身体だけでなく、腸内(胃腸)の働きも弱まるために、排泄を促す大腸の働きが鈍くなります。

さらに身体が弱っている状態だと、食事や水分補給が普段のようにはできないため、症状に拍車を掛けることも懸念されます。

インフルエンザの薬との関係性

インフルエンザの症状だけでなく、その治療薬が便秘を引き起こす可能性があります。

インフルエンザの薬には、抗ヒスタミン系成分(主に鼻水を止めるのに有効)やリン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデイン(脳の咳中枢に作用して、咳を鎮めて痛みを和らげる成分)が配合されています。

これらは、インフルエンザの症状を改善するのには有効ですが、それと引き換えに、便秘を引き起こす副作用を孕んでいるのです。

これらの成分に共通しているのは、「消化器官の働きを抑制する」効果があるということです。

消化器官の働きを抑制すると鼻水の生成を抑える等の効果が期待できるのですが、同時に排泄能力も著しく低下させてしまいます。

インフルエンザに限らず、風邪薬を飲むと、便が硬くなったり、数日間便意がなくなることがあると思いますが、それはこの副作用が引き起こしいてる症状なのです。

因みに、インフルエンザと風邪の症状は似ていますが、インフルエンザは急速に発熱や悪寒の症状が出るので、「じわじわ発症する」風邪とは症状の現われ方が異なります。

また、インフルエンザに罹ると酷い関節痛や腹痛、下痢といった胃腸系の症状を伴う事もしばしばあります。

宿便がインフルエンザを誘発?!

体内に滞留した便は、腸内をガス(おなら)で充満させてしまします。

ガスはインフルエンザを優勢にする悪玉菌を繁殖させる原因となります。
そして、優勢となった悪玉菌は身体の免疫力を低下させて、インフルエンザを始めとした病気に罹りやすくします。

また、慢性的な便秘は、インフルエンザだけでなく精神的な疾患である、気分障害(うつ病)や発ガンのリスクも高めます。

最悪の場合、大腸がんや腸閉塞になる可能性もあるので、不安の芽は早めに除去しなければなりません。

インフルエンザに罹った時の食事

インフルエンザに罹ってしまった時は、消化に悪い食事は控えましょう。
消化に悪い食事は身体に負担を掛けるだけでなく、便秘を悪化させてしまう可能性があります。

消化に良い食べ物といえば、うどんやおかゆですね。
ただし、これらの食品には食物繊維が少ないため、野菜をトッピングして栄養素を高めましょう。

また、手っ取り早く栄養補給したい方には、粉末タイプの機能性食品を加えることをおすすめします。
たとえば、『えん麦のちから』などは、食物繊維が豊富で血糖値の上昇を抑えるため、インフルエンザや便秘にも有効です。

その他には、善玉菌を含有している食品がおすすめです。
ヨーグルトであれば、食欲がなくても食べられると思いますので、積極的に摂取して腸内フローラを充実させてましょう。
腸内の善玉菌が増えれば、体の免疫力向上や便通改善などの効果が期待できます。

最後に

インフルエンザとお通じの関係性を紹介しましたが、いかがでしたか?
高熱による脱水症状や薬の副作用など、インフルエンザには、お通じを悪くする罠が沢山あるということをご理解いただけたと思います。

そうならないために、まずはマスク、手洗いうがい等の基本動作を徹底して、インフルエンザに罹らないように心がけましょう。

それでも罹ってしまった方は、水分補給、消化に良い食べ物を積極的に摂る事をおすすめします。
食事の中で、食物繊維、善玉菌が摂れれば、体力回復とお通じ改善が期待できるので尚良いです。

ちょうどインフルエンザが流行している時期になりますので、体調管理に気をつけてお大事にしてください。


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