『XCOM 2』海外レビュー
『XCOM 2』の海外レビューです。
- ジャンル: ストラテジー
- 機種: PC
- 開発: Firaxis Games
- 販売: 2K Games
・戦術、敵、装備品、マップが多彩な戦闘
・シンプルな操作性
・優れたストラテジー
・素晴らしいストーリーテリング
悪い点:
・バグが多く、敵が有利になることも
傑作を全ての面で改善した一流の続編で、魅惑的で予測不能なストラテジー体験を提供してくれる。
グラフィック: 自動生成ステージは細部まで良く出来ており――致命傷を負ったキャラクターの傷など――世界に命を吹き込んでいる
サウンド: テーマ曲は良く出来ているが、音楽は活用されていない。国際的な隊員たちの複数言語対応は嬉しい
プレー性: コントローラー未対応は残念だが、マウス/キーボードのインターフェースは直感的。初心者は慣れるのに時間のかかるかもしれない、Firaxisの多層的で奥の深いストラテジー
エンターテイメント性: 死のチェスのようなエイリアンとの銃撃戦。決意を試される難易度だが、奥の深さややりがいは数あるストラテジー作品の中でも随一
リプレー性: 高い
『XCOM 2』でプレーヤーは常に追い詰められ、不利な状況に置かれることになる。Firaxisの一流のストラテジー・デザインは、プレーヤーに自らの選択について考えさせられ、些細な決断までをも分析させられる。ストレスフルに聞こえるかもしれないし、実際そうなのだが、『XCOM 2』の戦闘は極めて充実しており、敗北から立ち直るのも容易い。『XCOM 2』が投げ掛けてくる困難な選択を見事切り抜けることができれば、本物の伝説のような気分を味わえるだろう。
・予測不能なミッション
・兵士のスキルのシナジー
・絶望的な舞台設定
・優れたエイリアン・デザイン
悪い点:
・頻繁なバグ
バラエティとリプレー性に重きを置いたこの続編は、2012年の傑作『XCOM: Enemy Unknown』への私の不満を殆ど解消してくれたし、大半が表面だけのバグを除けば、見事なまでの完成度だ。変わらず素晴らしい戦術的戦闘への新たなヒネリ、予想できないマップ、そしてランダムなオブジェクティブと戦利品によって、『XCOM 2』は末永く楽しめる素晴らしいゲームに仕上がっている。
・増したリプレー性
・改善されたグラフィック、戦闘、物語、ストラテジー
・恐ろしい敵
悪い点:
・グラフィックのバグ
・コントローラー未対応
豊富なミッション・タイプ、ランダム生成のタイル・セット、多彩な敵によって、『XCOM 2』は4周、5周目ですら新鮮に感じられる。MODサポートとマルチプレーを従え、リプレー性は増すばかり。全てがグレードアップした『XCOM 2』は、期待を凌駕すると同時に将来の続編への新たな希望を芽生えさせた。今年の他のゲームは要注意、『XCOM 2』は早くもゲーム・オブ・ジ・イヤーの有力候補となった。
・繊細で多層的な戦略と戦術
・豊富な指揮決断が高いリプレー性を生んでいる
・兵士それぞれと個人的な繋がりが生まれる
・避けがたい失敗には重みがある
悪い点:
・戦術ルールを無視することがある敵
・映画的演出時にパフォーマンスが落ちることも
『XCOM 2』では常に時間が進み続ける。我々にできるのは、チャンスの逃さず適切な選択を下すことだけだ。『XCOM 2』はそうした決断の重みを実感させ、そこが素晴らしい。数学的で、感動的、そして思慮深い。失敗を目の前にしていてすら爽快。何度も敗北するが、それでも充実しているのだ。勝利が目的ではあるが、それは結果論。そこに至るまでの入り組んだ旅路こそが重要なのだ。
・アップグレードされたビジュアル
・世界、技術、エイリアンの進化は新鮮で驚きがある
・ボリュームのあるキャンペーンと豊富なチャレンジ
・後方での戦いの感覚を見事に再現
・切迫した必要性と長期的な欲求のバランスが良い
悪い点:
・フリー・ムーブの復活
・世界マップと基地のUIが扱い辛く、分かりにくいことがある
・脳死状態のパスファインディングとAI問題
・バグ
・ニュージーランドの兵士やミッションがない
『XCOM 2』は、プレーヤーをイライラさせることなく、前作の試練を更に過酷にしている。敗北や死は頻繁に訪れるが、勝利の美酒はより美味い。つまり、よりデカく、面白く、幅広く、更に容赦ないのだ!
難易度 9.0: ビギナー難易度に苦戦するゲーマーも多いだろう(セーブのリロードをせずにプレーする場合は尚更だ)し、その上に更に3つの難易度が控えている。難易度の高さが『XCOM』のトレードマークだが、本作は期待に応えてくれる
演出 9.0: 驚くほど素晴らしいビジュアルと壮大な音楽、質の高い声優の演技が豊かな体験を生み出している。実存感があり、物語に引き込まれる。fpsとロード時間だけが唯一の懸念だが、些細な問題だ
リプレー性 9.0: 選択肢が豊富で、1周目でクリアできた(できるとは限らない)としても、最初は手を出せなかった要素を試すために、難易度を上げて再トライすることになるだろう
『XCOM 2』は、我々の期待にほぼ全て応えた、大傑作だ。フランチャイズのファンやストラテジー好きなら、虜になるだろう。
・驚異的なカスタマイズ性
・フォーミュラを揺るがすクラス選択
・新鮮さを維持する動的マップ
・戦闘を一変させる潜伏ゲームプレー
・他にも山ほど・・・
悪い点:
・稀なカメラ問題
・時折「幸運」なんてもんじゃない敵
続編が前作を超えることは滅多にないが、『XCOM 2』は気品と情熱でそれを成し遂げている。『Enemy Unknown』のグレネードと違い、『XCOM 2』には些細なものなど何もない。選択には目的があり、生命には重みがある。マップだけでなく、結果ももう使い回しではない。『XCOM 2』は容赦ないが、だからこそ成功の達成感が格別なのだ。
サウンド: 抑制の効いたサウンドトラックは不気味で、戦場の緊張感を強調している。様々な種類のエイリアンには固有の効果音があり、ゲームが進むにつれ耳にできるだろう。つまり、優れたゲーム・オーディオのお手本ということだ
インターフェース: インターフェースに関しては前作からあまり変化はない。ポイント&クリックのインターフェースとメニューは直感的で初心者に優しい
ボリューム: 多種多様なMODや手応えのあるIronmanモードなど、多くのプレーヤーが『XCOM 2』を末永くプレーするだろう
『XCOM 2』は、前作の長所を犠牲にすることなく、フランチャイズのフォーミュラをアップデートている。これまで以上に自由度が上がっているし、Interceptorsのような余計な要素は削除されている。なにより、テンポと構造のお陰で、占領軍に戦いを挑む反逆者集団の気分を堪能できるのだ。非常に楽しいゲームで、今後の豊富なMODのこともあり、再びプレーするのが楽しみだ。タクティカル・ゲームに対してこれ以上の賞賛はないだろう。
・戦術に深みをもたらす多種多様な武器
・楽しい戦闘と魅惑的な試練
・エキサイティングな試練をもたらす新種のエイリアン
悪い点:
・ワールド・マップ上では分かりにくいエイリアンの脅威
・無害だが無数の技術的バグ
多種多様な新種がジェットとアップグレードによって、『XCOM 2』は無数のMODを適用した『XCOM: Enemy Unknown』のようで、奥の深い魅惑的なストラテジーとなっている。
・プレーヤーによって異なる体験が生まれる自動生成マップとキャラクター・カスタマイズ
・楽しくエキサイティングな新クラス
・豊富なコンテンツと豊富なボリューム
・滑らかで質の高い戦闘
・素晴らしい物語のテンポ
悪い点:
・手に負えなくなるコンテンツ量
・深みが物足りないキャラクター・カスタマイズ
多くの面で、『XCOM 2』はあの楽しいリブートに大幅な改善を加えている。新ユニットが体験に活気と多様性をもたらしている。自動生成マップのお陰で、全てのプレーヤーが自分だけの体験をすることができるのだ。新兵からベテランまで、『XCOM 2』は驚くほどのボリュームとリプレー性を備えた、練られたアクション・ストラテジー・ゲームだ。