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ロシア外務省 北朝鮮の大使呼び自制求める2月4日 22時38分
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北朝鮮が、「人工衛星を打ち上げる」として事実上の長距離弾道ミサイルの発射を予告したことを受けて、ロシア外務省は、4日、北朝鮮の大使を呼んで強い懸念を示し、ミサイルの発射を自制するよう求めました。
ロシア外務省によりますと、アジア太平洋地域を担当するモルグロフ次官は、4日、北朝鮮のキム・ヒョンジュン(金衡俊)大使を外務省に呼んで会談し、北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルの発射を予告したことについて強い懸念を示したということです。そのうえで、「国連の安全保障理事会の決議を無条件で守り、北東アジアでの緊張をさらに高めるような行動は控えるべきだ」として、ミサイルの発射を自制するよう求めたとしています。さらに、「北朝鮮の核問題や朝鮮半島を巡るほかの問題を、外交的に解決する形式に戻るべきだ」として、北朝鮮に対して、日米韓と中国、ロシアが参加する6か国協議の枠組みに戻るよう呼びかけました。
ロシア外務省は、3日にも声明を発表して北朝鮮に自制を求めており、北朝鮮がミサイルの発射に踏み切れば、アメリカが日本や韓国と進めるミサイル防衛システムの配備に口実を与えることになるとして警戒しているものとみられます。
ロシア外務省は、3日にも声明を発表して北朝鮮に自制を求めており、北朝鮮がミサイルの発射に踏み切れば、アメリカが日本や韓国と進めるミサイル防衛システムの配備に口実を与えることになるとして警戒しているものとみられます。