【旭川】第57回旭川冬まつり(実行委主催)は6日開幕し、主会場の石狩川旭橋河畔は大勢の観光客らでにぎわった。大雪像「あさっぴーランドへようこそ」の脇に伸びる氷の滑り台や道北のグルメを味わえる「冬マルシェ」が人気を集め、夜には打ち上げ花火も上がった。
開幕が土曜日に重なったこともあり、朝からバスで続々と観光客が訪れた。全長100メートルの滑り台には子供たちが大行列。マルシェには39店が並び、来場者らが冷え切った体を温める料理を楽しんでいた。
観光大使になった人気お笑い芸人「とにかく明るい安村」(本名・安村昇剛)さんはオープニングセレモニーと、ラジオの公開録音に登場。寒さで体を真っ赤にしながら、体を張った芸を披露し、会場を盛り上げていた。
ステージでの活躍を見守っていた安村さんの母、泰子さん(66)は「寒さが心配で涙が出ましたが、すぐに涙が凍ってしまった。服を着て芸をしてほしいですね」と苦笑いしていた。
夜にはプロジェクションマッピングと、花火のショーも行われた。
平和通買物公園では、40時間の制限時間内に氷像を製作する「氷彫刻世界大会」も始まった。
冬まつりは11日までの午前9時~午後9時(最終日は午後8時)。期間中は旭山動物園も午後8時半まで営業している。(笠原悠里)