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防衛相「地球の周回軌道にのった可能性」2月7日 14時53分
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中谷防衛大臣は、午後1時前から防衛省で記者会見し、北朝鮮から発射された事実上の長距離弾道ミサイルについて、前回4年前のテポドン2号の派生型に類似したもので、何らかの物体が地球の周回軌道にのった可能性があるとして、分析を進めていく考えを示しました。
この中で、中谷防衛大臣は北朝鮮から発射された事実上の長距離弾道ミサイルについて、「すべての落下物は前回の2012年の発射の際とほぼ同様の地域に落下しており、前回のテポドン2号の派生型に類似した弾道ミサイルを発射し、前回と同様、何らかの物体を地球周回軌道に投入した可能性がある」と述べ、分析を進めていく考えを示しました。そのうえで、中谷大臣は、弾道ミサイルの一部が予告落下区域外に落下したと推定されることについて、「区域の外、南側に落下したと聞いている」と述べました。
また、中谷大臣は北朝鮮のねらいについて、「断定的に申し上げるのは困難だが、5月に予定している36年ぶりとなる朝鮮労働党大会に向け、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記の実績作りや、現在進行中の国連安保理の新たな制裁決議を巡る協議をけん制することを企図した可能性もある。また交渉に応じないアメリカの姿勢の変化を促すことを意図した可能性もある」と述べました。
さらに、中谷大臣は、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を続ける姿勢を強調していることについて、「引き続き重大な関心を持って北朝鮮の動向について情報収集と分析をしていきたい」と述べました。そして、自衛隊に出している破壊措置命令については、「現在、状況の把握に努めており、態勢を継続するかどうか、今後判断していきたい。現時点においては、まだこれで終了ということを決めたわけではない」と述べました。
また、中谷大臣は北朝鮮のねらいについて、「断定的に申し上げるのは困難だが、5月に予定している36年ぶりとなる朝鮮労働党大会に向け、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記の実績作りや、現在進行中の国連安保理の新たな制裁決議を巡る協議をけん制することを企図した可能性もある。また交渉に応じないアメリカの姿勢の変化を促すことを意図した可能性もある」と述べました。
さらに、中谷大臣は、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を続ける姿勢を強調していることについて、「引き続き重大な関心を持って北朝鮮の動向について情報収集と分析をしていきたい」と述べました。そして、自衛隊に出している破壊措置命令については、「現在、状況の把握に努めており、態勢を継続するかどうか、今後判断していきたい。現時点においては、まだこれで終了ということを決めたわけではない」と述べました。