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チュチェ思想研究会全国連絡会の主催で沖縄県立博物館・美術館において開かれた「チュチェ思想と世界の自主化に関するセミナー」では、冒頭、昨年12月17日に逝去した
セミナーは、チュチェ思想研究会全国連絡会の花輪不二男事務局長と全駐労マリン支部元委員長の仲里修氏の司会ですすめられました。
花輪氏が、全国各地から集まったチュチェ思想研究者を歓迎し、セミナーを準備した地元沖縄のチュチェ思想研究者に感謝しながら、2012年の冒頭におこなわれる今セミナーは歴史的意義をもつものになるだろうと開会のあいさつをおこないました。
最初に、「
滝沢氏は、永訣式に参加したいと願う世界のチュチェ思想研究者の心情をくんでチュチェ思想国際研究所の代表が永訣式に出席できるよう深い配慮をしてくれた
そしてピョンヤンに到着した12月27日、空港からまっすぐにクムスサン記念宮殿に向かい、真っ赤な花に囲まれ静かに横たわった
「
わたしたちは
涙にくれてお会いするとは思わなかった
どうしてこんなに早く逝ってしまわれたのか」
2012年4月、ピョンヤンでは
全世界のチュチェ思想研究者は、その大会に
詩は、永訣式がおこなわれた12月28日に、いかに指導者と人民が一心団結しているのかを示す光景が目の前でくりひろげられたことについて、つぎのように伝えています。
「雪は深々と降り積もり凍える寒さのなかで
女性はスカーフを解き、男性はコートを脱いで道に敷き詰めている
その傍らではほうきを持って降り積もる雪を払い、何も持たない人は素手で雪をのけている
人々が待ちわびるその道は敬愛する
身の置き所のない悲しみのなかで人民は真心をつくしている
最後に詩は、チュチェ革命偉業の継承者である
…
悲しみのなかに大きな光がさしている
…
新しい時代のチュチェ革命偉業の領導者、
セミナーではつぎに、チュチェ思想研究会全国連絡会会長の佐久川政一沖縄大学名誉教授が、
佐久川政一教授は、ペリーが浦賀に来て日本に開国を迫ったとき那覇港にも来て条約交渉の基地にしようとしたように19世紀なかばから覇権主義を現していたアメリカは、終戦と同時に沖縄を日本からきりはなし軍事的に統治してきたと述べました。
日米安全保障条約が締結され、日本はアメリカの属国のようになり、米軍基地が沖縄に集中しており、日米地位協定によってアメリカの治外法権が認められ、米兵による犯罪を裁くこともできない状況があると指摘し、アメリカ帝国主義の支配を拒否し、日本を自主化して一日も早く平和な沖縄をきずかなくてはならないと述べました。
セミナーではつぎに、在日本朝鮮社会科学者協会のキムファヒョ会長が「新年の『共同社説』からみる金正日国防委員長逝去後の朝鮮」と題して報告しました。
報告では、『労働新聞』『朝鮮人民軍』『青年前衛』の三紙共同社説の特徴について三点を指摘しました。
第一は、
第二は、
第三は、金正日国防委員長の業績を集約したことです。そのなかでもとくに朝鮮革命がもっとも困難な試練を経ていた時期に社会主義の獲得物を守り、民族万世の繁栄のための強力な政治軍事的経済的土台をきずいたことが最大の功績であると指摘しています。
報告ではまた、朝鮮における今年の総体的方向と分野別課題についても明らかにしました。
セミナーでは、つぎにチュチェ思想国際研究所の
民衆の自主性を実現することを目的とするチュチェ革命偉業を勝利に導く要は領袖の指導にあります。領袖は社会的集団のなかで生活し活動します。先代の領袖の思想と遺訓をそのまま実現するのが後継者です。
2011年10月8日、
2011年12月17日、
2011年12月30日、朝鮮労働党中央委員会政治局会議は、
先軍政治は、
いま朝鮮においては、
事務局長は、
朝鮮では人民と指導者がひとつの家族のように固く団結し、赤い大家庭のようになった社会が現実化しているといえます。領袖は政治的な統一と団結の中心です。
事務局長は、
セミナーでは、報告にもとづいて会場から発言がおこなわれました。
琉球大学名誉教授の渡久山章氏が米軍兵士の犯罪によって犠牲になった6才の少女(「由美子ちゃん事件」)の詩を紹介し、ワールドカップ・アジア地区予選の報道など朝鮮に関する情報が偏見に満ちているなかで、朝鮮が新しい指導者を中心にしてすすんでいる様子を知ることができて有意義な集まりであったと述べました。
社会民主党沖縄県連合会副委員長の狩俣信子氏は、朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会代表の清水澄子氏を団長として訪朝した際、信川博物館を参観して朝鮮戦争でアメリカがいかにひどいことをしたのかをはじめて知ることができた、平和に向けて頑張りたいと述べました。
最後に花輪不二男事務局長が、閉会のあいさつをしてセミナーは成功裏に終了しました。
同日、沖縄ダイワロイネットホテルにおいて
パーティーは、沖縄大学名誉教授の仲村芳信氏と静岡チュチェ思想研究会の林容子氏の司会ですすめられました。
はじめに佐久川政一名誉教授が、本日の
沖縄大学の高良有政名誉教授が、乾杯の音頭をとり、全員で乾杯がおこなわれました。
パーティーには、参議院議員の山内徳信氏からつぎのようなメッセージが寄せられました。
「苦難のたたかいのなかから生まれたのが『チュチェ思想』であり沖縄の『命どぅ宝』の思想も同じ生きる哲学だと思います。…
つづいて元沖縄県中部地区労委員長の有銘政夫氏が朝鮮統一のための運動を協力してすすめていきましょうとあいさつしました。
沖縄社会大衆党顧問の島袋宗康氏は、朝鮮ではすばらしい指導者が登場している、南北朝鮮の統一のために力を合わせて頑張りましょうと述べました。
元沖縄県教職員組合委員長の石川元平氏は、
パーティーではつぎに、芸能が披露されました。
最初に、沖縄の八重山で祝宴の座開きとして歌い踊られる舞踊「赤馬節」を八重山伝統舞踊勤王流トキの会師範の田島美智子氏が演じました。
つぎに、アイヌ民族の誇りを示す伝統舞踊「エムシリムセ(剣の舞)」を成田得平氏が演じました。
最後に、人々の自主性を実現するためのチュチェの道を心を一つにしてすすんでいくことを形象した日本舞踊を舞踊家の大竹君江氏らが演じました。
参加者は、朝鮮が