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日商会頭 マレーシア首相に日本の新幹線売り込み
2月5日 0時25分

東南アジアを訪問している日本商工会議所の三村会頭はマレーシアのナジブ首相と会談し、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画で、日本の新幹線方式を採用するよう働きかけました。
日本商工会議所は、三村会頭をはじめ79人の企業経営者からなる経済ミッションを東南アジアに派遣し、4日はマレーシアでナジブ首相と会談しました。
この中で、三村会頭ら訪問団はマレーシア政府が計画している、首都クアラルンプールと隣国のシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画について、「コストだけでなく安全性や技術者への教育など総合的な判断で検討してもらいたい」と述べて、日本の新幹線方式を採用するよう働きかけました。これに対して、ナジブ首相は「日本の技術力はよく理解している」と述べたうえで、ことし4月に国際入札の時期を含め、計画の詳細を明らかにする考えを示したということです。マレーシアの高速鉄道計画には日本のほか中国や韓国などが受注を目指していることから、厳しい競争になると予想されています。
会談のあとの記者会見で三村会頭は「日本企業は進出先の企業に対する技術移転や人の教育を真剣にやる。新幹線方式を売り込むうえでも強みになる」と話していました。

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