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台湾地震 20人死亡 倒壊した建物内に120人余か
2月7日 13時44分

台湾地震 20人死亡 倒壊した建物内に120人余か
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6日に台湾の南部で起きた地震で、建物が倒壊するなどの被害が出ている台南市の当局は、崩れたマンションの中に依然として120人余りが取り残されているおそれがあるとして懸命の救助活動を続けています。
6日、台湾南部で起きた地震ではこれまでに合わせて20人の死亡が確認され、このうち18人は、台南市の郊外にある16階建てのマンションが倒壊した現場で亡くなっています。
台湾の当局によりますと、このマンションではこれまでに200人以上が避難したり救助されたりしたということですが、台南市の消防によりますと、家族などと連絡がとれないという届け出があり、確認を進めています。
これについて、台南市の頼清徳市長は7日朝、現場でNHKなど記者団の質問に答え、「依然として132人がマンションの中にいるおそれがある」と述べました。その後、台南市の当局は、建物の中に取り残されているおそれのある人の数が132人から124人に減ったと発表し、引き続き懸命の救助活動を続けています。

救助隊員「建物内の活動は非常に困難」

大勢が取り残されているとみられる、台南市の郊外にある16階建てのマンションが倒壊した現場では、救助隊員が建物の中に入り、生命反応を探知する装置や救助犬を使って懸命の捜索を行っています。
7日昼前には、最上階の16階の部屋から23歳と18歳の姉妹が相次いで遺体で発見され、救助を待ち望んでいた家族の1人が泣き崩れる姿がみられました。この部屋の捜索にあたった救助隊員は、「部屋の中にはまだ姉妹の弟が取り残されているが生存の可能性は低い。建物の内部は構造が完全に破壊されていて、活動が非常に困難な状況だ」と話していました。

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