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「1つの中国 原則堅持」 台湾新政権をけん制
2月3日 5時45分

「1つの中国 原則堅持」 台湾新政権をけん制
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8年ぶりに政権が交代する台湾について、中国共産党の最高指導部のメンバーは2日、「少しも揺るがず『1つの中国』の原則を堅持し、『台湾独立』活動はいかなる形のものも抑え込む」と述べ、5月に新政権を発足させる台湾の民進党をけん制しました。
国営の中国中央テレビによりますと、ことし1年の台湾政策を話し合う会議が2日、北京で開かれました。
この中で、中国共産党の最高指導部序列4位で台湾問題を担当する兪正声政治局常務委員が演説し、「2008年以降、台湾海峡の両岸は『1つの中国』を堅持するという政治的な基礎の上に交流と協力の制度的枠組みを築いてきた」と述べ、「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という考え方を共有した台湾の国民党政権との間で、緊張緩和を実現したと強調しました。そのうえで「われわれは少しも揺るがず『1つの中国』の原則を堅持し、『台湾独立』活動はいかなる形のものも抑え込む」と述べました。
先月の台湾総統選挙では、「1つの中国」という考え方を受け入れていない民進党の蔡英文氏が当選して、8年ぶりの政権交代を決めました。この選挙のあと、台湾について中国共産党の最高指導部による発言が伝えられたのは初めてで、5月に新政権を発足させる台湾の民進党をけん制した形です。

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