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北朝鮮「地球観測衛星の打ち上げに成功」と発表2月7日 12時36分
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北朝鮮は、事実上の長距離弾道ミサイルの発射について、日本時間の7日午後0時半から国営・朝鮮中央テレビで「特別重大報道」を放送し、打ち上げたのは地球観測衛星だとの立場を示す一方で、「国防力を発展させるために画期的な出来事となった」と主張しました。
北朝鮮の朝鮮中央テレビは「特別重大報道」のなかで、「地球観測衛星クァンミョンソン(光明星)4号を打ち上げ、軌道に進入させることに完全に成功した」と伝えました。また、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記が6日、発射の命令を直接、下したとして命令書に署名している様子も写真を交えて伝えています。
そのうえで、国家宇宙開発局の発表として、打ち上げは北西部にあるソヘ(西海)衛星発射場で行われたとして、「クァンミョンソン4号は軌道を回っており、地球観測に必要な測定機器と通信機器が搭載されている。発射の成功は、国家の科学技術と経済、国防力を発展させていくうえで画期的な出来事となる」として、人工衛星の打ち上げだと主張する一方で、これを通じて軍事力の強化を図っていることを認めています。さらに、「今後も多くの衛星を打ち上げるだろう」として、弾道ミサイルの発射を続ける姿勢を強調しています。
そのうえで、国家宇宙開発局の発表として、打ち上げは北西部にあるソヘ(西海)衛星発射場で行われたとして、「クァンミョンソン4号は軌道を回っており、地球観測に必要な測定機器と通信機器が搭載されている。発射の成功は、国家の科学技術と経済、国防力を発展させていくうえで画期的な出来事となる」として、人工衛星の打ち上げだと主張する一方で、これを通じて軍事力の強化を図っていることを認めています。さらに、「今後も多くの衛星を打ち上げるだろう」として、弾道ミサイルの発射を続ける姿勢を強調しています。
ソヘ衛星発射場とは
北朝鮮が「人工衛星の打ち上げだ」として事実上の長距離弾道ミサイルを発射した場所は、北西部・ピョンアン(平安)北道のトンチャンリ(東倉里)にある「ソヘ衛星発射場」です。
朝鮮半島西側の黄海に面した「ソヘ衛星発射場」では、2012年4月に初めて、事実上の長距離弾道ミサイルの発射が行われ、その際、国際社会に透明性をアピールするため、事前に発射施設が外国メディアに公開されました。
敷地内には、クレーンがついた発射台のほか、エンジンのテストなどを行う「連動試験場」や、コントロールセンターにあたる「発射総合指揮所」が点在しており、今回の発射は2012年12月以来、3回目となります。
「ソヘ衛星発射場」について、韓国のメディアは去年、発射台の高さがこれまでの50メートルから67メートルに改修され、さらに大型の弾道ミサイルを発射できる環境が整ったと伝えていました。
朝鮮半島西側の黄海に面した「ソヘ衛星発射場」では、2012年4月に初めて、事実上の長距離弾道ミサイルの発射が行われ、その際、国際社会に透明性をアピールするため、事前に発射施設が外国メディアに公開されました。
敷地内には、クレーンがついた発射台のほか、エンジンのテストなどを行う「連動試験場」や、コントロールセンターにあたる「発射総合指揮所」が点在しており、今回の発射は2012年12月以来、3回目となります。
「ソヘ衛星発射場」について、韓国のメディアは去年、発射台の高さがこれまでの50メートルから67メートルに改修され、さらに大型の弾道ミサイルを発射できる環境が整ったと伝えていました。