※ネタバレありの感想になります。
京アニの独自ライトノベルレーベル KAエスマ文庫原作のアニメ。
京アニらしくないテイスト?の作品。
京アニといえば綺麗な作画と日常ものに強い印象でしたが、この作品はダークファンタジーの王道ともいえるもの。
本放送時にはあまり興味を持てずにスルーしていたのですが、劇場版公開に合わせてBS11で再放送していたのでこれを機に視聴を開始。
これが思わず拾い物でしたね。
ストーリーについて
半妖の主人公神原秋人は、妖夢を退治する側の異界士栗山未来に命を狙われるところから物語は始まります。
命を狙う側と狙われる側、それぞれの距離は次第に縮まっていき互いに惹かれあう感じになるものの最終的に未来が秋人を殺して世界を救うか、自らが犠牲になって秋人も世界も救うかの選択を迫られることになります。
いかにもありがちという展開でしたが、ここまでのストーリーの見せ方が秀逸だったのでそれほど不満がなかったです。
べたではあるものの終盤の未来の独白と、孤独な戦いを挑んでいる未来を助けに行く秋人のシーンはこのアニメを見ていて良かったと思いましたよ。
ご都合主義なラストシーン?
ラストシーンで未来がなぜか生還して校舎の屋上で黄昏ていたのはさすがにご都合主義かなとも思いましたが、ちょうど同時期に見ていた種田氏CVの君嘘のあれだったばかりなので、なんかわかりませんが救われた気になりました。
本放送時に見ていれば評価が違っていたのかもしれませんけどね。
主人公・ヒロインと違ってあまり魅力を感じられなかった名瀬兄妹
終盤の強引なシナリオ展開は引き込まれましたが、序盤から中盤にかけての展開については微妙な印象です。特に掴みの部分で登場キャラに感情移入できなかったのが大きいですね。序盤の秋人や未来はもちろん名瀬兄妹にもあまり魅力を感じませんでした。
終盤に行くにしたがって秋人や未来は上手に掘り下げられていたので気持ちを寄せることが可能だったことに対して、名瀬兄弟は最後まで共感できなかったんですよね。
尺が足りなかったのか、それともそもそも魅力が足りないのか、キャラデザが良かっただけに残念ですね。
世間では低評価?だったバトルシーン
世間ではバトルシーンに否定的な意見が多いみたいですね。私的にはバトル重視ではないのですが、言われているほど悪くなかったかと思いました。作品的にもバトルよりシナリオ・展開を重視しているように見えたというのもありますが。
まあ、京アニだからと言ってバトルが不得意だとは特別思わないですが、アンチを見返すようなゴリゴリのバトルアニメを見たいですね。
最後に
まだ、劇場版の方は見に行ってないんですよねぇ。
近いうちにレンタルで借りてきたいなぁなんて思っています。京アニでいえばこの間までハイスピードが劇場公開されていたし、ユーフォも劇場公開が控えているし、劇場版にも力入れてますよねぇ。
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