■ 2016年の年明けから株価が大暴落
日経平均は、大納会の1万9千円台から、一時は1万6千円台まで下落。
原油安が原因と言われますが、中国をはじめとした新興国経済の失速による影響も大きいと思われます。
どこまで下がるか先行きが不安な中で参考にしたいのが過去の経験です。
歴史は繰り返すと言われますが、株式市場も同様で、暴騰と暴落を繰り返してきました。
そこで、今回は、リーマンショック時の株価の動きを振り返り、今後の投資の参考にしたいと思います。
【2007年~】 株価好調な中にも予兆はあった!?
日経平均は、ITバブル以来の1万8千円台に乗せるなど好調に推移。
ただし、そんななかにも、今になって思えば、暴落の予兆はあったのです。
・6月22日 ベア―スターンズ傘下のファンドがサブプライムローンで大損失
・7月10日 ムーディ―ズがサブプライムローン債を大量に格下げ
・8月9日 パリバショック~BNPパリバ傘下のファンドが解約を凍結
・8月17日 サブプライムローンへの不安から日経平均が800円超の下落
しかし、大半の人は、まだ、サブプライムローン問題の根深さを軽視していました。
日経平均は、1万5千円台をキープしたまま、2007年の大納会を迎えるのです。
【2008年1月~8月】 大暴落へのカウントダウンが始まるも・・・
いよいよ2008年。大発会から日経平均は500円超の下落。
その後の半月余りで、約2割も下落するなど、波乱の年に相応しいスタートでした。
しかし、その後の株価は、景気底支えの政策期待もあって、徐々に盛り返す展開になります。
8月時点では、日経平均は1万3千円台と、やや拍子抜けする値動きです。
まだまだ、ほとんどの市場参加者は、問題の大きさを理解できていなかったのが原因だと思われます。
【2008年9月~】 リーマンショック発生、突然やってきた大暴落
空気が一変したのが9月に入ってからです。
政府がリーマンブラザーズを救済しないと決定し、ついに9月15日にリーマンショックが発生してしまいます。
その後、10月28日には日経平均が一時7千円台を割るなど、2ヵ月足らずで株価は半分になってしまいます。
様々な金融機関に破たんのうわさが飛び交う一方で、政府による救済の動きで、株価が激しく変動する恐怖の相場でした。
・日経平均の変動幅
10月8日⇒マイナス9.3%、 10月10日⇒マイナス9.6%
10月16日⇒マイナス11.4%、 10月24日⇒マイナス9.6%
10月14日⇒プラス14.1%、 10月30日⇒プラス9.6%
■リーマンショックから学ぶこと
危機の直前までは多くの人が暴落を予想できませんでした。
そんななか、実際に危機が発生した後は、2ヵ月で株価は半分に減りました。
さらに、暴落時は、市場全体が興奮状態になり、株価は日々大きく変動する大荒れの相場となります。
こうした状況の中で、投資家として生き残るためには、追加投資するにしろ、保有株を一部売却するにしろ、常に数年スパンを見据えた行動が非常に重要です。
市場の興奮にあわせて、派手に動く必要はないのです。
歴史は繰り返す中で、いつかは分かりませんが、リーマンショックのような大暴落は必ず起こります。
株価下落にドタバタせず、大きなスパンを見据えたリスク管理を心がけましょう。
10月8日⇒マイナス9.3%、 10月10日⇒マイナス9.6%
10月16日⇒マイナス11.4%、 10月24日⇒マイナス9.6%
10月14日⇒プラス14.1%、 10月30日⇒プラス9.6%
■リーマンショックから学ぶこと
危機の直前までは多くの人が暴落を予想できませんでした。
そんななか、実際に危機が発生した後は、2ヵ月で株価は半分に減りました。
さらに、暴落時は、市場全体が興奮状態になり、株価は日々大きく変動する大荒れの相場となります。
こうした状況の中で、投資家として生き残るためには、追加投資するにしろ、保有株を一部売却するにしろ、常に数年スパンを見据えた行動が非常に重要です。
市場の興奮にあわせて、派手に動く必要はないのです。
歴史は繰り返す中で、いつかは分かりませんが、リーマンショックのような大暴落は必ず起こります。
株価下落にドタバタせず、大きなスパンを見据えたリスク管理を心がけましょう。
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