『絶対』とか『駄目』とか、強く出てしまいましたね…私。
ざわざわとした反響あるんじゃないかと、
ビクビクしながら、それでも書きます。
心の中で思っていても伝わらないので。
さて、フリーの、シナリオライターが
やっては駄目なことって何でしょう。
納期を破る?
…それはもう、あえて言わなくても当たり前のことです。
ただ、人生には予測できないことが起きますから
納期に間に合わない…(汗
となることはよくあります。ありますとも…!
いや、うん、でも開き直るのは駄目なので
どうしても間に合いそうにないと感じたら、
その時点で担当さんに連絡しましょう。
昔、プログラマーをしてたころ、納期が間に合わない!と
プロジェクトが炎上し始めたら、上司が取引先に軟禁されてましたが…
そういうことは早々ない…ハズ……です。
発注側としては、状況が見えないのが一番問題で
お仕事をお願いした方から何の連絡もないと動きようがないので
ともかく相談しましょう。
そうすれば、何らかの対応策が取れるので。
ということで、本題に入ります。
絶対にやめた方がいい、と思うのは
ツイッターで仕事の愚痴を言う。
です。
これは、ツイッターに限らず、ブログや他のSNSなど
不特定多数の人の目に触れる場で、
仕事に関連する愚痴は言わない方がいい。ということです。
でも、フリーランスで、しかも独り暮らしで黙々とシナリオを書いている
ライターさんだと、そりゃ悶々とした想いが募るし
どこかで発散しようにも、近くに発散の場がない…。
独り暮らしじゃなく、家族と暮らしているとしても
同業じゃないと共感が得られず、結局愚痴を聞いてもらっても
スッキリしない…ということはあると思います。
だから、気軽に独り言が呟けるツイッターで…
つい、愚痴を言ってしまう……そんなことを、私もした覚えがあります。
いけない、と思ってもそのときの衝動に駆られて呟いちゃうんですよね。
で、特にリプも何もなければ、それはもう、
遠くへ流れてやがてなかったことになる。
もし同じ体験をした人がいれば、頷きが返ってきたりして
「あ、わかってもらえた♡」
と嬉しくなって、気分が軽くなったり…というのもありました。
だけど、インターネットに書き込んだ「愚痴」は、
見えなくなったとしても、消えたわけじゃないんです。
そして、反応がなかったとしても、誰も「見てなかった」わけじゃないんです。
お仕事で関わりのある担当の方が目にしていて、
「自分のことで不満を募らせてる…!」と気にしてしまう方も
いたりします。
そうなると、例えいい仕事をしたとしても、
その後の発注に響いたり…なんてこともあるかもしれません。
ちょっと気を抜いたことで、損をしてしまう可能性がある。
だから止めた方がいい。とも言えますが、
「絶対に駄目だ!」と強く言うのには、さらに理由があります。
それは…私が、そのことで、とても恐ろしい体験をしたからです…。
────とある仕事での愚痴。
私はそれを、ブログに書いてしまいました。
3回くらい本気で泣いてしまった(しかもうち2回は人前で)くらい
悔しくて、やりきれない想いを抱いた経験をしたときです。
少し経って冷静になれば、理不尽な要求を上手く捌ききれない自分の未熟さが
悪いんだと…そう反省することも出来ましたが
その当時は、家族が誰もいない独り暮らしだったし、地方から出てきてたので
気軽に話せる友だちも少なく、ただ、ただ、やるせなさに苛まれてました。
そこで、ブログに書いてしまったのです。
もちろん企業名は伏せ、特定できない形にして、こんな体験をした…と。
誰かを名指しで非難したわけではなく、一応最低限の理性を持って記事を書きました。
・
・
・
それが、書いたことも忘れた一年後、思いもよらぬ事態を引き起こしました。
ご依頼いただいて、シナリオの納品も済んでホッとした案件の
担当さんから連絡が入ったんです。
「うちを誹謗中傷しているようなことを、ブログに書きましたか?」と。
「え…?」
全く覚えがなかったので、頭の中は疑問符だらけ。
詳細を聞いてみると、
とあるユーザーさんが、その作品を書いたのが私だと特定し、
そして、私のブログを一から十まで全部細かく確認されたのか、
一年前に愚痴っていた記事を発見して、
「あなたの会社は、ライターさんにこんな思いをさせてるんですか?
だとしたら私はあなたのところの作品は買いません」
と、抗議の連絡をされたそうです。
それを聞いて、血の気が引きました。
全く関係ない、とてもよいお仕事をさせていただいた
企業の名誉を傷つける事態を引き起こしてしまったのです。
自分自身の株を下げるだけなら、それは自業自得で済むんですが
何の関係もない第三者を巻き込むことになってしまったことは
取り返しがつきません。
すぐにその記事は削除しましたが、そのときの記憶は深く刻まれてます。
深く心に刻んで、そして、学びました。
人は、都合のよい部分だけ拾って、勝手に話をつくって納得してしまうと。
普通に考えたら、一年前のことなんだから関係性はないだろう…
なんで、とか、もう良く分からない、分からないよ…と困惑しましたが、
直接自分に言われたわけじゃないので訂正することもできない。
不特定多数の人が見れる場での発言は、
発注側の企業の人ばかりでなく、ユーザーさんも見てます。
名前を変えて、ライター名とはちがうアカウントをつくってそちらで呟いたとしても
世の中には特定(*´ε`*)チュッチュ…ちがう! 『特定厨』と呼ばれる存在もあります。
インターネットは恐ろしいということを、今一度、意識してください。
でも、言いたい。
たまったものを吐き出したい。
うん、生きてれば嫌なことなんていっぱいあるし、愚痴りたくなる気持ちも分かる。
それを聞いてくれる相手が身近にいないときは、
もう、散々、想いのすべてを紙に書いて、書いて、書いて…
雑誌一冊分くらいになるんじゃないかっていうほど書いて…
最後、ビリッビリに破きましょう。
吐き出す、ということと破壊衝動を満たすことによって
いくらかはスッキリすると思います。
あとは、思い切り泣くというのもストレス発散に効くらしいです。
映画館にひとりで行って、人目も気にせずボロボロ泣いてみるのも手かもしれません。
最後に…。
ゲームを創るということは、夢を与えることに繋がると思います。
ゲーム制作に携わるクリエイターさんは、夢を与える仕事をしていることになります。
ということは、夢を壊すようなことはなるべく避けたほうがいいですよね。
この、ゲームを創る仕事は、夢を与える仕事だ! と熱く教えてくれる本があります。
熱狂する現場の作り方 サイバーコネクトツー流ゲームクリエイター超十則 (星海社新書)
ええ、これももちろん、アフィリリンクですよ~。
ゲームクリエイターの方にはぜひ読んで欲しい、
ウザいくらいの熱量が秘められた本なので、未読の人はぜひ読んでみてくださいね!
もちろん、上のリンクからポチっと。
お金欲しい、というのは本音ですが、
紹介した本がゲームクリエイターにとって、とてもエネルギーをもらえて
学びに繋がると思っているのも本音ですからね…!