志村の小学校時代の夢は、プロ野球選手
強豪 桐蔭学園高校から名門 慶応大学に進学
慶応大学のエースとして活躍した志村亮
5試合連続完封勝利、53イニング連続無失点…
今も破られていない不滅の大学記録をうちたてた
プロ8球団が注目する志村は、大学の最終戦も完投で勝利した
試合後、キャッチャーはいつものように
「志村さん、クールダウンのキャッチボールしましょう」
「やらなくていいよ。もう肩は使わないから」
そして志村は、ドラフト直前のインタビューで
「指名されてもお断りするしかできませんし、使命はしないで頂きたい」と答えた
契約金8000万円以上を蹴り、
志村が選んだのは、初任給16万6600円のサラリーマン
しかも入社したのは、野球部がない三井不動産
志村は完全に離れた
●当時 志村と対戦し、2000本安打を
達成した元広島カープ:野村謙二郎によると
「コントロールは抜群だった。彼からヒットを打った記憶はない。彼がプロ行かないって言った時に、うそでしょと思って、本当にびっくりしました」
●プロに行かなかった理由
当時、行きたいと手を挙げれば指名してもらっていた
小学校の夢である、プロ野球選手になりたいという夢は、
その時点で叶っていた
1回だけの人生なので違う道を探ってみたい、
野球だけでない違う道で頑張っていきたい
当時は空前の好景気、不動産の仕事に就き、
億単位のお金を動かすスケールの大きな仕事がしたいと思った
現在、マンションの用地買い取りを手掛けた志村は、
物流倉庫を取り扱う営業をしている (264)