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海自元海将「宇宙空間に達した可能性が高い」2月7日 11時47分
海上自衛隊の元海将で弾道ミサイルに詳しい金田秀昭さんは、落下せず、飛行を続けたとみられる部分について、「衛星の軌道に乗ったかどうかは今は分からないが、宇宙空間に達した可能性が高いと思われる」と指摘しています。
金田さんは発射後のコースなどについて、「落下物の場所などから考えると、平成24年12月の発射の際と同じような軌道をとっていると思う。ミサイルは発射後5つに分かれ、1つ目は第1段ロケットの燃えがらとして、2つ目と3つ目はミサイルのカバーとしていずれも予定区域内の朝鮮半島の西から南西にかけての海上に落下したとみられる。4つ目の落下物は第2段ロケットだと思われ、日本の上空を通過しフィリピンのルソン島の東側付近の海上に
落下したとみられる」と話しています。
4つ目が落下したのが、当初予定していた区域の外だったとみられることについては、「前回、平成24年12月の発射のときと同じように、地球の自転の加速を得るために、発射角度を真南から7度程度西にずらしたことで起きた可能性がある」と指摘しました。
また、落下せず、飛行を続けたとみられる部分については、「第3段ロケットとその先端の衛星と称するものを乗せている部分が衛星の軌道に乗ったかどうかは今は分からないが、宇宙空間に達した可能性が高いと思われる。それが人工衛星の機能を持っているかどうかは今後検証が必要だ」と話しています。
さらに、「北朝鮮の関連施設ではより大型のミサイル開発にむけ改良を重ねてきたが、ミサイルの射程距離が1万キロ以上のものであればアメリカやほかの国にとっても大きな脅威となる。現実的な脅威となる弾道ミサイルができるまで、まだ時間がかかるのか、もう目前まできているのかを分析しないといけないが、国際社会の連携した対応が必要となる」と指摘しています。
落下したとみられる」と話しています。
4つ目が落下したのが、当初予定していた区域の外だったとみられることについては、「前回、平成24年12月の発射のときと同じように、地球の自転の加速を得るために、発射角度を真南から7度程度西にずらしたことで起きた可能性がある」と指摘しました。
また、落下せず、飛行を続けたとみられる部分については、「第3段ロケットとその先端の衛星と称するものを乗せている部分が衛星の軌道に乗ったかどうかは今は分からないが、宇宙空間に達した可能性が高いと思われる。それが人工衛星の機能を持っているかどうかは今後検証が必要だ」と話しています。
さらに、「北朝鮮の関連施設ではより大型のミサイル開発にむけ改良を重ねてきたが、ミサイルの射程距離が1万キロ以上のものであればアメリカやほかの国にとっても大きな脅威となる。現実的な脅威となる弾道ミサイルができるまで、まだ時間がかかるのか、もう目前まできているのかを分析しないといけないが、国際社会の連携した対応が必要となる」と指摘しています。