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PJ表参道

恋愛やビジネスについて書いてます。

もう一度就活にチャレンジしてほしい、これで内定が取れなかったら僕の責任だ

ビジネス

f:id:pjomotesando:20160206203626j:image社会人を数年やっていると、就活に関する相談も多く寄せられるようになる。中には、内定がとれず自己否定してしまう後輩もいた。そんな後輩のためにも、どうしたら内定がとれるか、そもそも就活とは何なのか考えてみた。

6ヶ月の頑張りで生涯年収が2億円→5億円に変わる

就活は非常にレバレッジが効く活動だ。コスパが極めて高い。生涯年収が2億円の会社もあれば、5億円の会社もある。ちょっとの頑張りでこれだけの差が生まれる活動はそうないだろう。

生涯給料2億円は一つの目安とされる。その5割増しの3億円超は約180社と全体の約5%程度で、同2倍の4億円以上となると25社となり、同1%以下に絞られる。

金の話だけでなく、会社から受ける影響は良くも悪くもとても大きい。1日の大半を過ごす場所になるのだから。ストレートに言えば、入った会社によって人格が変わる。

言いたいことは、就活をなめるともったいないよってこと。では、就活の相談に話を移そう。

「就活どうしたらいいか全く分からないんですーーー❤︎」

というざっくりした相談から、

「ユウさんが働いている会社に入りたいんですけど、どうしたらいいですか?」

というものまで様々なモノがあるが、就活とは①行きたい会社を決めて、②その会社から内定を獲得する活動なので、①、②に沿って話を進めたい。

①行きたい会社を決める

行きたい会社を決めるのに、いわゆる自己分析は必要ない。と言うよりむしろやらない方がいい。「俺は人の役に立つ仕事をしたかったのか・・・」とか綺麗な言葉でまとめちゃったりして、自分の本音が濁るだけ。そして、自己分析をやることで、就活を頑張った気になってしまう。

それより、誰にも見せない前提で素直な欲望を紙になぐり書いた方がいい。それだけで十分。年収は27歳までに1,000万円以上欲しい、土日は働きたくない、激務は嫌だ、丸の内勤務がいい、寿退社したい、友達にかっこいいとうらやましいと言われたいとか。親の人生なのか、自分の人生なのか考えみてほしい。

現時点で天職について考えるのは無駄だ。働かないと分からないことが多くて、長期のインターンでもしない限り会社の実態までは分からない。就活中に第一志望だった会社に行ってうつ病になる人もいれば、興味なかった会社に入ったけど、仕事にのめり込んでいる人もいる。そして、いろいろな経験をすることで、ようやく本当にやりたいことが見えてくるものだ。そういった意味で、就活は就社後もずっと続いていく。

行きたい会社を決めるにあたって、オススメのブログ(古賀洋吉さん)があるので、紹介したい。

人というのは、色々な人に出会ったり、色んな新しい事をやってみることで、自分のことがわかるようになる。「自己分析」なんて、内部を考えてわかるものだけじゃなくて、社会人として歩み続ける中で、外部からの刺激で少しずつ深まっていくものなんだと思う。新卒時の浅い自己分析が面接にどう役に立つかなど、まあ細かい話なんじゃないかな。

愛の日記 @ Drivemode | 自分が一生やりたい仕事

やりたいことが欲しいなら、「やりたいことがなければならない」なんて義務感を捨て、とにかく行動してみるしかないと思う。落ち着いた、自然な、素直な気持ちで、心をオープンにして、どんどん新しいことに挑戦しよう。いつかハートが動く経験と、偶然出会うまでは感情はピクリとも動かないと思う。でも、ひとたび出会ってしまえばハートはガーン!と打ちのめされて、いきなり勝手に目標が生まれてしまって、その目標を達成できていない状態が相対的に苦痛すぎて、そこから抜けるためにものすごいモチベーションが、自然と生まれるものだ。

愛の日記 @ Drivemode | 経験が情熱を生む

②行きたい会社から内定を獲得する

次に、どうやって内定を獲得するか?(1)〜(3)のケースに分けて書いていく。

(1) すごい実績を持っている場合

例えば以下のイメージ

・帰国子女でTOEFL100点以上
・起業経験あり
・体育会のキャプテン

この層は、面接官が採用したいという気持ち以上に、不採用にしにくい。面接で流暢に話せなかったとしても、実際に仕事になればすごい力を発揮してくれるだろうという気持ちになるからだ。この層に伝えること特にない。すごい実績は語るより雄弁だ。

(2) すごい実績を持っていないが、面接が得意な場合

例えば以下のイメージ

・特段実績はないが、元々トークが上手
→就活初期に内定を幾つかもらい、強気に自己PRができ、第一志望も難なく獲得

この層は、普通の準備で、内定をきっちり取ることができる。普通の準備とはA、Bの通り。

A:今までの経験、その経験が会社の利益に繋がる理由
B:志望動機

Aのポイント:今までの経験を謙遜しないで自信を持って語る。その経験は会社でも役に立つと言い切る。直接的に役に立たない経験の場合は、間接的に役に立つことを伝える(目標を達成するという観点では一緒だと思います、とか付け加える)。

Bのポイント:明確な志望動機があれば大いに語る。なければ、簡潔に伝えるのみ。しゃべりすぎて「うちの会社はイメージしてもらってるような仕事はないよ」と言われないように注意。

(3) すごい実績を持っていないし、面接が苦手な場合

(1)(2)の層は勝手にうまくやってくれるので、ぼくが強く伝えたいのは(3)のケース。このケースでのゴールは、面接が終わったときに、面接官の気持ちを以下の通りにすること。

「すごい実績もないし、話した感じもパッとしなかったけど、◯◯なので、内定出したいな。」

この◯◯をいかに事前に準備しておけるかが勝負。◯◯は当日の調子によらないもの、つまり、既に出来上がっている作品にしておくことが重要だ。では、具体的な作品について、ぼくが今就活するとして考えてみた。

・自己PRのためにプレゼン資料を作る

営業が商品の売り込みだとすれば、就活は自分という商品を売り込むことになる。営業の現場では、資料と口頭で説明することが一般的なのだから、就活も同様にすればいい。相手にとっても分かりやすいし、自分も説明しやすい。

内容は難しく考えることはない。エントリーシートに書いた内容をベースに以下のイメージだ。

【プレゼン資料】

・自分の経歴
・自分の経験と強み
(貴社の現状及び課題)
・志望理由(=貴社の課題解決)

カッコ書きの箇所は、書けるのであれば是非とも書いて欲しいが、しょーもない内容になるのであれば書かない方が無難。

【プレゼンの流れとコツ】

・プレゼンの始め方
冒頭で「自己PRのためにプレゼン資料を作成したので、資料をお渡ししてもよろしいでしょうか」と言い、資料を渡す。

・プレゼンは真面目にやる
プレゼン資料を見た際の面接官の反応は「わざわざ準備してくれたのか」or「ふざけてるのかな」となる。後者については、プレゼンを真面目にやることで、前者の印象に変えることが可能だ。

・想定される質問への対応
「なんでわざわざ資料を作ったの?」
→「どうしても御社に入りたいからです。自分のことをうまく伝えるには、口頭のみならず、資料を用いた方が良いと考えました。」

・企画書を作る

上記のプレゼン資料のAppendix(付属資料)として、企画書を付けておくと迫力が増す。会社に入って、やりたいことが明確であれば是非とも作っておきたい。

・会社や会社のサービスに対するアンケートを取る

特にやりたいことがない場合は、アンケートを付けておくというのもアリだ。

自分が行きたい部署やサービスがあるのであれば、それに対する良い点や課題が浮き彫りとなるアンケートを取る。同業他社と比較した回答があるとなお良い。志望動機で「なんで同業他社じゃなくて、うちなの?」と質問されるだろう。その回答に対して、アンケートで補足することもできる。望んだ回答が得られるかはわからないが。

使ったことはないが、ネットでのアンケートはマクロミルが有名。Questant(無料セルフアンケートASP『Questant(クエスタント)』 -MACROMILL-)っていうのが簡易で使いやすそう。

つらつらと書いたが、資料を作ることで本気度が伝わる。そして、内容がイマイチだったとしても、面接官には「自分の頭で考えて行動できる人物」として映るだろう。

まとめ

・天職なんてすぐに見つからない

・就活はコスパ抜群のイベント。全力を出す価値がある

・プレゼン資料は、分かりやすいし、本気度が伝わる便利なツール