ソウル=牧野愛博
2016年2月7日03時05分
北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験について、当初の予告期間の開始を1日繰り上げて7日からに変更する通告を国際機関に行った。韓国政府関係者によると、北朝鮮は6日までに、平安北道東倉里(ピョンアンブクトトンチャンリ)のミサイル発射場で、発射台に長距離弾道ミサイルを設置したとみられる。
日米韓は、北朝鮮が発射準備をすべて終えた可能性があるとみており、7日にも発射実験がありうるとして警戒を強めている。
韓国政府によれば、東倉里では8日午後から9日午前まで降雪の可能性が高いという。11日ごろまで悪天候が続くという予報もあり、7日に発射する可能性も十分あるとみている。
情報関係筋によると、ミサイルの機体は3段とみられる。組み立て棟内で結合、垂直に立てられた後、レールでそのまま建物ごと発射台に運ばれる仕組みになっている。発射台には依然、白い覆い幕が掛かっているが、これまでの人や車両の動きなどから、機体はすでに発射台に設置されている可能性が高いという。
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朝日新聞国際報道部
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