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トルコ国境にシリア避難民3万人余押し寄せ2月7日 8時22分
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シリア北部でアサド政権が大規模な軍事作戦を展開するなか、戦争に巻き込まれるのを逃れるため3万人余りの避難民がトルコとの国境付近に押し寄せていて人道状況の悪化が懸念されています。
シリア北部のアレッポ県では1週間ほど前からロシア軍の空爆による支援を受けたアサド政権の政府軍が、反政府勢力に対して大規模な軍事作戦を展開し、多くの避難民が出ています。
隣国トルコの、シリアと接するキリス県の知事は6日、この3日間で3万人から3万5000人ほどの避難民が国境地帯に押し寄せたと発表しました。そのうえで、病人やけが人を除いてトルコ側への入国は認めない代わりに、シリア側に1万人を収容できるキャンプを建設し、食事の提供などを始めたことを明らかにしました。
しかし、避難民はさらに増えることが予想され、人道状況の悪化が懸念されています。
トルコはこれまでにシリアから250万人以上の難民を受け入れてきましたが、難民の流入を抑えたいEU=ヨーロッパ連合との間で、国境管理を強化していく方針で一致したことから、対応を変更したものとみられます。
ただ、シリア側にキャンプを設けたことについては、アサド政権が主権侵害だとして反発することも予想され、新たな火種になることも懸念されています。
隣国トルコの、シリアと接するキリス県の知事は6日、この3日間で3万人から3万5000人ほどの避難民が国境地帯に押し寄せたと発表しました。そのうえで、病人やけが人を除いてトルコ側への入国は認めない代わりに、シリア側に1万人を収容できるキャンプを建設し、食事の提供などを始めたことを明らかにしました。
しかし、避難民はさらに増えることが予想され、人道状況の悪化が懸念されています。
トルコはこれまでにシリアから250万人以上の難民を受け入れてきましたが、難民の流入を抑えたいEU=ヨーロッパ連合との間で、国境管理を強化していく方針で一致したことから、対応を変更したものとみられます。
ただ、シリア側にキャンプを設けたことについては、アサド政権が主権侵害だとして反発することも予想され、新たな火種になることも懸念されています。