Twitter CEOが否定、時系列タイムラインの変更報道

2016.02.07 9:16

ジャック・ドーシー

Image:Joi Ito/Flickr

来週、我々がタイムラインを並び替える予定は全くない──Twitterのジャック・ドーシーCEOは7日、Twitterタイムライン変更報道を否定しました。

2016年2月6日、Twitterのタイムラインを駆け巡った「#RIPTwitter」(Twitterよ、安らかに眠れ)というハッシュタグ。事の発端は米BuzzFeed Newsで、Twitterが来週、タイムラインのアルゴリズムを変更し、ツイートの並び方が従来の時系列順ではなくなると報じられました。

これに対し、Twitter CEOは「Twitterはライブだ。Twitterはリアルタイムだ」「私はリアルタイムを"愛している"」ツイートを連投。報道を否定ないし訂正する内容となっています。もっとも、タイムライン変更計画の予定日が「来週」ではないとも読み取れることが気になりますが、Twitterのライブ感やリアルタイム性を喪失させるような仕様変更を実施するつもりはないことをジャック・ドーシーCEOはその後のツイートで明らかにしています。

一方で、最近のTwitterはタイムラインを純粋な時系列ではないものにするテストを一部でおこなっていることが分かっており、完全な時系列順を維持することが確約された状況でもありません。Twitter CEOも「Twitterは、ダイナミックな関心・話題に基いてリアルタイムでつながりを構築する手助けができる」と、何かしらの変更がありそうなことをほのめかしています。

いずれにせよ、これほど明確にリアルタイム性の重視を明言している以上、TwitterのタイムラインがFacebookのニュースフィードのようにソーシャルグラフに基づくアルゴリズムによって並び替えられる仕様になることはなさそうな気配です。