習慣化の話。ポイントが整理されていて中身に無駄がなく、1時間ほどで読めるわりに充実した一冊です。「なるほど」度が高いです。何かを長く続けたい人は目を通しておくのをおすすめ。少なくとも本書を読み続けられないということはないかと。
■こばやし ただあき / 1つのことを長く続けられる技術 [Kindle版]
人間のあらゆる行動は「始める」「続ける」「やめる」の3段階で成り立っていて、これらを通して習慣化の技が身につくわけです。この「始める」「続ける」「やめる」について、挫折しない工夫を紹介しています。
以下、読書メモ:
続けることの意義について。
続けられる人の意識の方向について。
リマインダーの繰り返しが有効。
「毎日」はもとより、毎月決まった日とか毎週同じ曜日とかに
繰り返し設定で登録しておくと、いやおうなく思い起こしてくれます。
続けるための考え方。
事前の準備によりスタートを楽にする話。
お金の無駄遣いをやめる。悪い習慣をやめる、という話の流れで。
どうでもいいことでも続ける。まさにこのブログ。
■こばやし ただあき / 1つのことを長く続けられる技術 [Kindle版]
人間のあらゆる行動は「始める」「続ける」「やめる」の3段階で成り立っています。ところが、中にはさまざまな理由から、3つのうちいずれかをうまく行えない、つまりボトルネックとなってしまうことがあります。それが習慣化できない人たちの共通点です。
これは逆に言うと、ボトルネックとなっている部分を解消すれば習慣化できるようになるということ。そしてその方法こそ、本書で紹介する「1つのことを長く続けられる技術」です。英語や資格の勉強、運動、ダイエット、禁煙、禁酒など、「今日から始めよう」「毎日続けよう」「今すぐやめよう」と決心したのに、すぐ挫折してしまう人は多いと思います。
しかし、それを悔やんだり、自分を責めたりする必要はありません。あなたが3日坊主なのは、決してあなたの意志が弱いからではないのです。飽きっぽいとか、忍耐力がないとか、自分に甘いとか、本気になれないとか、すべて関係ありません。あなたが1つのことを長く続けられないのは、ただ単に、習慣化する技術を知らないだけ。本書で紹介する技術を知れば、あなたも今日からきっと「続けられる人」になれるでしょう。
人間のあらゆる行動は「始める」「続ける」「やめる」の3段階で成り立っていて、これらを通して習慣化の技が身につくわけです。この「始める」「続ける」「やめる」について、挫折しない工夫を紹介しています。
以下、読書メモ:
続けることの意義について。
そこまで特技や才能のない人が評価されるには何か別のものが必要になります。
それが「1つのことを長く続ける」ということです
毎日更新されるブログや配信されるメルマガを見た読者の方が、わたしのことを信用に足る人物だと判断してくれたからです。私も前世紀から20年ほど延々とブログ(昔はウェブ日記)を続けていますが、特に中身はつまらなくても続いていることは確かなわけで、「ここまで続いているブログはない!」という点で評価を受けています。評価に値するのはそこだけですけど、ないよりマシ。絶え間なく頻繁に更新しているので、癖みたいにいつも読んでくれている方もいて、そういう意味では、続けることで信用が得られたと言えるかな。
続けられる人の意識の方向について。
続けられる人は「走っていないとき」に意識を向けます。
具体的には、手帳に走る日時を書き込んでおいたり、スマートフォンのリマインダー機能を使って、開始時間の前にお知らせメールが来るように設定したりします
走ることを忘れない工夫をするのです私もiPhoneのリマインダー機能をフル活用しています。
リマインダーの繰り返しが有効。
「毎日」はもとより、毎月決まった日とか毎週同じ曜日とかに
繰り返し設定で登録しておくと、いやおうなく思い起こしてくれます。
続けるための考え方。
今では運動が習慣になっています。その4つとは:
なぜなら、自分の「意志の力」を信用するのをやめたからです。その代わり、4つのルールを決めました。
- 家でできることから始める
- 着替えない、道具をそろえない
- 集中しなくてもいい
- 8割くらいでやめる
なかなか始められない人に共通するのは「高い目標を掲げている」「理想的な状況・タイミングが訪れるのを待っている」という特徴です。
事前の準備によりスタートを楽にする話。
始める手間を減らしておけば、ラクに始めやすくなるブログを続けるコツはメモする習慣をつけることで、そのためにはメモをするための手間を減らすこと。いつでもどこでもメモできる体制を整えることが重要ですね。私は、紙のメモ帳、iPhoneのメモアプリ、パソコンのエディタなどいつでもどこでもだいたいにおいてスタンバイオーケーです。
お金の無駄遣いをやめる。悪い習慣をやめる、という話の流れで。
たとえば、どうしても欲しいものがあったとします。無駄遣いだとはわかりつつも、あなたは今すぐ欲しくてしかたがありません。そんなときはすぐ買ってしまうのではなく、いったん欲しいものリストに入れておきましょう
どんなに欲しいと思ったものでも、欲しいものリストに書くと、客観的に考えることができるようになります
後回しにすることで冷静に考える機会が生まれ、結果としてお金の無駄遣いをしなくなりますお金の無駄使いのような悪い習慣を断たねば、新しいことを習慣化するのは難しいよ、みたいな。
どうでもいいことでも続ける。まさにこのブログ。
やってもやらなくてもいいことを続ける。
すると、自信になります。
「自分はこれだけ続けることができたんだ」
そう思えれば、どんな困難にぶつかってもめげなくなります。あきらめなくなります。その結果、人生が大きく変わります