写真・図版フェルナンド・グリュデ。マダム・クロードの名前でしられ、パリで高級コールガール網を経営していた。１９８６年撮影＝ＡＰ

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　カトリーヌ・ドヌーブ主演の映画「昼顔」で描かれたフランスの高級娼婦（しょうふ）の世界。その著名な元締だった女性が、２０１５年暮れに亡くなった。９２歳だった。真偽はともかく、顧客リストには米大統領や中東の王様らの著名人が、キラ星のように名を連ねていた。

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　本名フェルナンド・グリュデ。「マダム・クロード」の名前で、１９６０～７０年代にかけてパリで高級コールガール網を経営し、その名はこの世界の代名詞にもなったほどだった。最晩年を南仏ニースで過ごし、昨年１２月１９日、極貧のうちに死去したと報じられた。

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