某大物俳優、連ドラ現場で若手イジメ降板…薬物・恐喝未遂で逮捕歴、撮影休止で多額損失
「僕の役者生命はもう終わりです。もう死んでしまいたい」NHK放送センター(「Wikipedia」より/Jo)
なんとも穏やかでないのは、俳優・内田朝陽の言葉だ。内田は1月10日からスタートしたNHK・プレミアムドラマ『鴨川食堂』に、当初レギュラー出演が決まっていた。しかし撮影がスタートすると、共演者のショーケンこと萩原健一にいびり抜かれ、降板させられる羽目になった。そこで冒頭の発言を、親しい人間に漏らしていたという。
『鴨川食堂』は、11年ぶりに萩原がテレビドラマに復帰するということで話題になっている。ストーリーは京都の小さな食堂を舞台に、萩原演じる料理人の父と、忽那汐里演じる看板娘が、お客の望む料理を提供して生きる勇気を与えるというヒューマンもの。父娘を支える2人の常連客(岩下志麻、吉沢悠)がレギュラーで、毎回違うゲストが出演するといった構成になっている。現在、吉沢が演じている寿司職人役だが、当初は内田の役柄だったという。
「ショーケンは共演者の好き嫌いが激しく、特に若手の俳優には難癖をつけるのが常です。183cmの長身でイケメンの内田に目をつけ、何かにつけて徹底的にいびった。『あいつ、なんだか独り言言ってて気持ち悪いんだよ』と、演技指導以外のことまで文句を言い始めた。プロデューサーにまで『こいつ、使えないから換えたほうがいい』と提言したのです」(芸能界関係者)
今回のドラマのチーフ演出には、大河ドラマでも実績のあるNHKを退職したA氏が入っているが、A氏は萩原と長年にわたり親交が深く、長い間くすぶっている萩原を今回起用したという。
「そういう経緯もあって、ショーケンはワガママ放題。京都弁のセリフがなかなかうまく話せないいら立ちもあって、内田をターゲットにいじめ抜いていました。挙げ句の果ては『こいつ(内田)を使うなら俺は休む』と、現場に姿を見せず撮影が2カ月ほどストップしてしまったんです。本人は移住先のシンガポールに戻って、のうのうと過ごしていたようです」(同)
1月10日のドラマスタート時には、全8話すべて撮り終わっている予定だったのが、12月末の時点で3話のみ。撮影は京都の太秦撮影所を押さえていたが期限切れになってしまい、急きょ東京での撮影に切り替えた。内田はやむなく降板させられ、吉沢がピンチヒッターに入ることになった。それで萩原を納得させ、撮影再開になったという。
「一時はお蔵入りで2億円の損失が出るといわれていましたが、放映できてよかった。2億円まではいかないと思いますが、撮影所に穴を空けた分と都内で延長された制作費、加えてスタッフや出演者のスケジュール調整などもあり損害は莫大です。ショーケンはいい役者でしたが、やはり起用するには危険すぎた」(別の芸能界関係者)