トップページ政治ニュース一覧北朝鮮のミサイル けさから発射予告期間 警戒監視続く
ニュース詳細

北朝鮮のミサイル けさから発射予告期間 警戒監視続く
2月7日 7時30分

北朝鮮のミサイル けさから発射予告期間 警戒監視続く
k10010400591_201602070741_201602070744.mp4
北朝鮮は、「人工衛星の打ち上げ」と称する事実上の長距離弾道ミサイルの発射予告期間を1日前倒しし、日本時間の7日午前7時半から、発射を予告した時間帯に入りました。政府は、弾道ミサイルの発射は容認できないとして、アメリカなど関係国と連携し発射を取りやめるよう働きかけるとともに、万が一の事態に備えて警戒・監視を続けることにしています。
北朝鮮は、「人工衛星」と称する事実上の弾道ミサイルを、当初の予定を1日前倒して、7日から14日までの間に打ち上げると、国際機関のIMO=国際海事機関に対して新たに通告しました。
新たな通告では、発射予定時刻と飛行ルートに変更はなく、発射の時間帯は、日本時間の午前7時半から午後0時半までで、その時間帯に入りました。前回、2012年12月の発射とほぼ同じルートを飛行するとされ、沖縄県の先島諸島付近の上空を通過するとみられています。
これを受けて、政府は、6日夕方、関係省庁局長級会議を開き、警戒態勢や国民への情報伝達の方法などを確認したほか、各都道府県に対し、発射予告期間が7日に早まったことを連絡し、警戒を呼びかけました。
一方、防衛省は、迎撃ミサイル・SM3を搭載したイージス艦3隻を東シナ海や日本海に配備したほか、地上配備型の迎撃ミサイル・PAC3を沖縄県の石垣島や東京近郊に配備しました。
政府は、北朝鮮が先月の核実験に続いて、弾道ミサイルを発射することは日本の安全保障上の重大な脅威で容認できないとしており、アメリカなど関係国と連携してぎりぎりまで発射を取りやめるよう働きかけるとともに、万が一の事態に備えて警戒・監視を続けることにしています。
また政府は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した場合には、エムネット=緊急情報ネットワークシステムや、Jアラート=全国瞬時警報システムを使って、直ちに国民に情報を伝達することにしています。
さらに、速やかにNSC=国家安全保障会議の閣僚会合を開き、それまでに集まった情報の分析などを急ぐことにしています。

関連ニュース

このページの先頭へ