【海外情報】2016年モデル、新BRAVIA(ブラビア)機能概要レビュー

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CES2016にて、SONY(ソニー)は2016年モデルの4Kテレビ新型BRAVIA(ブラビア)を発表しました。2016年モデルも2015年モデル同様にAndroid TVが搭載され、4KテレビはすべてHDR対応となっています。

日本ではまだ正式に発表されていませんが、欧米のソニーサイトから2016年モデル新BRAVIA情報をまとめています。

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2016年モデル、新BRAVIA(ブラビア)概要

CES2016にてソニーは2016年新BRAVIA(ブラビア)として、(X93D,X940D,X850D)の全3シリーズ計8モデルを発表しました。しかし、ヨーロッパのソニーサイトを確認すると、SD850シリーズというモデルが存在するため、CES2016にて発表されていないシリーズも2016年モデルとして発売される可能性があります。

全モデルHDR対応

4K/HDR

2016年の新BRAVIAは全モデルともHDR対応となっています。HDRに対応している新BRAVIAには、ソニー独自のロゴ(上部:4K/下部:HDR)が付けられるようです。

全モデルAndroid TV搭載

androidtv-logo

出典:logodatabase.net

2015年モデル同様に、2016年モデルの4KテレビはすべてAndroidTV搭載となっています。音声検索やGoogle Cast等の機能が搭載されています。音声検索にも対応しています。

新バックライト「Slim Backlight Drive」「Full Array LED Backlight」搭載

Slim Backlight Drive

フラグシップモデルのX930D(X93D)シリーズには新バックライトシステムである

「Slim Backlight Drive」、X940Dシリーズには「Full Array LED Backlight」が搭載されています。「Slim Backlight Drive」はエッジ方式によるLEDバックライトながらグリッド(直下型)方式並のエリア制御を可能としています。

X940Dシリーズに搭載されている「Full Array LED Backlight」は直下型LEDバックライト方式となっています。

フラグシップモデルであるX940D/X930D(X93D)シリーズは、flatpanelshdによると、1,000nit以上の輝度を表現可能な性能があるようです。

「Ultra HD Premium」ロゴは載せない。

logo

flatpanelshdによると、X93Dシリーズ及びX940Dシリーズは「Ultra HD Premium」の認定ロゴを取得するのに十分な性能を持っているがソニーの見解として同ロゴは掲載しないと語っています。「Ultra HD Premium」はソニー自身も理事メンバーであるUHD AllianceがCES2016にて発表した4K/HDR認定ロゴです。

「Ultra HD Premium」認定に十分な性能とは、DCI-P3の色空間を90%以上カバーし、かつ1,000nit以上の輝度を確保していることを表しています。

「Ultra HD Premium」ロゴを掲載しないのは、X850Dシリーズは同ロゴ基準を満たしておらず、新BRAVIAの全モデルHDR対応を一貫してアピールしたいためにソニー独自のロゴのみを掲載するようです。

「Ultra HD Premium」については下部の関連記事をご覧下さい。

湾曲ディスプレイ4K BRAVIA SD8505(SD85)シリーズ

KD-55SD8505

ヨーロッパでは、2015年モデルについても湾曲ディスプレイの4K BRAVIAが発売されています。2016年モデルでも同様に、湾曲ディスプレイタイプのBRAVIAが発売されるようです。現時点では、北米にて発売されるラインナップにはないモデルとなっているため、今回もヨーロッパ専用モデルのようです。

ラインナップは75型、65型、55型の3モデルがあり、スペック的にはX850Dシリーズと同様のようです。日本での発売については未定ですが、2015年モデルも発売されなかったことから、日本での発売の可能性としては低いと思われます。

CES2016にて発表されたX93Dシリーズ名が型番にない

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CES2016やソニー公式サイトのYouTube上では、BRAVIAのフラグシップモデルはX93Dシリーズというシリーズ名で発表されました。しかし、現在、北米やヨーロッパのサイトで確認すると、X93Dシリーズという記載はなく、北米はX930Dシリーズ、ヨーロッパはXD9305シリーズとなっています。

真相はよくわかりませんが、CES2016の速報時はソニーの公式サイト上やYouTubeもX930Dシリーズと表記されていたので、本当はX930Dシリーズだったのではないかと思われます。X850Dについては型番にシリーズ名が入っているため、わかりやすいです。

X93Dシリーズ/X940Dシリーズ

ヨーロッパモデルのシリーズ表記名

北米モデルのシリーズ表記名

X850Dシリーズ

ヨーロッパモデルのシリーズ表記名

北米モデルのシリーズ表記名

X940Dシリーズ

X930Dシリーズ同様に2016年新BRAVIAのフラグシップモデル。直下型LEDバックライト方式である「Full Array LED Backlight」を搭載していています。ラインナップは75型のみ。

X930D(X93D)シリーズ

2016年の新型BRAVIA(ブラビア)のフラグシップモデル。ラインナップは65型と55型の2モデルとなり、2016年モデルで唯一「Slim Backlight Drive」を搭載しています。

X850Dシリーズ

2016年のスタンダートモデル。「Slim Backlight Drive」や「Full Array LED Backlight」は搭載されていませんが、LEDバックライトを搭載されておりHDR対応となっています。ラインナップは85型、75型、65型、55型の全4モデルとなっています。

SD8505シリーズ(ヨーロッパ専用モデル)

X850Dシリーズとスペック的にはほぼ同様ですが、湾曲ディスプレイを採用しています。ラインナップは、75型、65型、55型の全3モデルとなっています。

まとめ

2016年モデルの4Kテレビとしては、パナソニックが先日発表を行っていますが、その他のメーカーはまだ未発表となっています。最近の傾向でいくと、パナソニック及びソニーはCES等の海外にて先行発表し、その後日本国内で発表・発売というパターンが多いようです。

ソニーが強く、市場規模的に海外が優先なのでしょう。日本での発表は昨年と同様であれば5月前後に発表し、夏のボーナス商戦までに発売開始になるのではないでしょうか。

パナソニックのスタンダートモデル(DX750シリーズ)もHDR対応となっており、ソニーのスタンダートモデルであるX850DシリーズもHDR対応となっているところを見ると、今年はテレビメーカー各社からスタンダードモデルでのHDR対応4Kテレビが発表されると想定されます。

今年はHDR対応普及元年に間違いないです。

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