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12万アカウント凍結 テロ関連で

 【ワシントン和田浩明】米短文投稿サイト「ツイッター」の運営社は5日、過激派組織「イスラム国」(IS)などのテロ活動を予告したり推進したりしたアカウント12万5000件以上を昨年半ば以降、凍結したと発表した。

     オバマ米政権はISによるインターネット上での宣伝や要員募集を食い止めようとしており、主要ネット企業にも協力を呼びかけていた。

     ツイッター社は発表で、問題があるアカウントを評価する担当者の数を増やして時間を短縮したり、ソフトを開発して問題のある利用者の検出を図ったりするなどの対策も取っていると説明。法執行機関とも必要に応じ協力していると述べた。

     一方で、こうした措置と、利用者による自由な意見表明とのバランスも取ろうとしていると強調した。

     米ブルッキングス研究所が昨年発表した推計によると、2014年9〜12月の時点で、IS支持者のツイッターアカウントは少なくとも約4万6000件に上っていた。

     米当局などの調査では、ISはツイッターなどオンライン上で自らの主張を宣伝する雑誌や動画などを発信し、要員や資金集めなどをしているとされる。米国はアラブ首長国連邦(UAE)と連携し、穏健なイスラム教指導者らのメッセージをネットで発信するなどの対策を取っているが、具体的効果は出ていない。

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