コンパイルコンパイルは、MQL5 プログラムソースコードを機械語に翻訳するプロセスです。このプロセスはいくつかのステージで構成されます。 •字句スキャン •解析 •意味解析 •コード生成 •コード最適化 コンパイルが成功すると、クライアントターミナルで動くプログラムである実行可能ファイル (*.EX4 または *.EX5) を生成します。
コンパイルをスタートするには、「ナビゲータ」ウィンドウでソースファイルを開き、「 コンパイル」コマンド(メニュー「ファイル」⇒、「標準」ツールバー、または「F7」ホットキー)を押します。 コンパイルプロセスの結果は、ツールボックスの「エラー」タブに表示されます。このタブにエラーが表示されなければ、クライアントターミナルでプログラムをスタートできます。エラーとウォーニングメッセージは、その説明に独特のアイコンが付されています。 コンパイルエラーには アイコンが「エラー」タブとコードの両方に付されます。このようなエラーが発生すると、実行可能ファイル(*.EX4 または *.EX5)は生成されません。エラーの行へ移動するには、メッセージをダブルクリックするか、コンテキストメニューの「当該行へ移動」コマンドを使用します。エラーが見付かった行番号とカラムがメッセージに表示されます。
アイコンで示されたアラートは、エラーが起きるかもしれない場所に表示されます。すなわち、コンパイラは誤って解釈されかねないソースコードの部分(例えば、数値型の暗黙的な変更)を指摘します。エラーのときと同様にその行へ移動できます。
さらには、様々な情報のメッセージがジャーナルに示されます。それらにはアイコンが付されます。 例えば、コンパイル中にプログラムが参照するインクルードファイルが示されます。
コマンドラインからのコンパイルMetaEditorとは切り離して動く MQL4/MQL5 プログラムコンパイラ(MQL.exe)が提供されます。ターミナルとは別に配布されます。つぎの場所からダウンロード可能です。 •https://download.mql5.com/cdn/web/metaquotes.software.corp/mt5/mql.exe — 32 bit version. •https://download.mql5.com/cdn/web/metaquotes.software.corp/mt5/mql64.exe — 64 bit version. コンパイラはいかなるフォルダからでもスタートします。
コンパイラはコマンドラインから起動し、コンパイルすべきファイの名前、パスを指定します。
2つの起動オプションがあります。 •/s — このオプションを指定すると、プログラムコードシンタックスのみチェックしその結果を表示します。 •/i :[パス] — このオプションは、クライアントターミナルの \MQL4 または \MQL5 ディレクトリを指定できます。このパラメータは、インクルードファイル( *.mqh)を使用したプログラムでは必要です。
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