自分の唯一のアドバンテージと言えるのが、家が他の家よりもまだ裕福なことである。
どいつもこいつも自分の境遇を羨んでいないのは、やはり惨めに見えるからだろう。
お金よりも大切なものというのを皆、救いがあるかのように語るのがとても腹が立つ。
それはお金で買えないもので、生得的で、アンフェアで、持てぬものには何も起死回生がないようなものだ。
今日は、ナチスドイツの全権委任法の成立過程と緊急事態条項についてのレポートを書いていた。
このレポートは怠いというかそういうもので書きたくないのではなくて、泣きたくなるから億劫になるものだった。
正直一番救いがないと感じるということは、酷い目に遭う人間がいる中、生得的なもので長いものにいつも巻かれて何も損をしないどころか得をする人間がいたということだろう。
自分は酷い目に遭い、生得的に恵まれた人間はいい思いをするようになるのかもしれないと思うと吐きそうになる。
日経新聞に「起業」という言葉が登場する回数も今よりもずっと多かった。
今は救いなんてない「お金で買えないもの」と「お金」のどっちも持っていないといけないとんでもない時代なのかもしれない。
あんたは金を使うのが下手なだけ http://anond.hatelabo.jp/20160207010526